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【2021年最新】飲食店のInstagram運用 ~分析編~
そもそもストーリーズとは?
ストーリーズとは、Instagramの投稿機能のひとつで、通常投稿(フィード)とは別で短い動画や写真を投稿することができる機能です。その最大の特徴は投稿が24時間で非表示になるという点。プロフィールに残らないというその気軽さから、年々利用者が増加しています。
ストーリーズが表示されるのはフォロワーのタイムライン上部、アイコンをタップするとフルスクリーンで投稿が表示されます。また、フィード投稿にはない機能としてライブ配信を行なうことも可能で、その気軽さとリアルタイム性から、何気ない日常やイマを投稿する際によく使われています。
フィードとストーリーズの使い分けポイント
フィード投稿とストーリーズ投稿はその特徴にあわせて使い分ける必要があります。
フィード投稿はブランディングを目的に
フィード投稿は、タイムラインに流れるだけでなく、自身のプロフィールに蓄積されていく投稿です。プロフィールは、投稿からあなたのアカウントに興味を持ったユーザーが一番最初にみるページであり、アカウント=お店そのものを表現する場であることから、フィード投稿はブランディングを目的とした投稿を行う際に活用しましょう。
具体的には、外観や内観などお店を作っていくイメージで、お店の世界観やコンセプトを伝える投稿を行ないましょう。プロフィール画面に来てくれたユーザーはまず、フィード投稿全体をみるため、一つ一つの投稿でただ伝えたい世界観を表現するだけでなく、色味や被写体など全体的に統一感をだしていくことも大切なポイントです。
第一印象の世界観や統一感がフォロワーの獲得、しいては集客に繋がります。
ストーリーズ投稿は、お店のイマを伝える
一方、上述したとおり投稿が表示されるのは24時間以内という特徴から、リアルタイム性に強みを持つストーリーズはお店のイマを伝えることを目的とした活用がおすすめです。具体的には現在の予約枠や空席などの席情報、アルコールや食材の入荷情報などが挙げられます。本記事「飲食店のストーリーズ投稿例」にて事例をご紹介していきますので参考にしてみてください。
また、ストーリーズはお店とお客様とのつながりを作る機能が複数あり、お客様とコミュニケーションをとる場としても有効的です。具体的には、ハッシュタグで自分のお店をつけてくれたお客様の投稿をシェアしたり、閲覧者に対してアンケートがとれる機能を使うことで、オフラインではなかなか難しかった、来店前や退店後のお客様との気軽なコミュニケーションが可能となります。
フィード投稿はアカウントのブランディングの場として、ストーリーズ投稿はお店のイマを伝えたりお客様とのコミュニケーションをとる場として活用しましょう!
ストーリーズ投稿のキホン
では実際どのように投稿していくのか、基本的な投稿方法をご紹介します。
まずはストーリーズを起動
ストーリーズはホーム画面左上の自分のアイコンをタップ、または左にスワイプすることで起動できます。
写真や動画を撮影、または選択する
その場で撮影する場合は、中央下の丸ボタンをタップすると写真、長押しすると最大15秒の動画を撮ることができます。元々撮影していた写真や動画を投稿したい場合は、左下の四角枠から選択します。
こんな撮り方もある!
ストーリーズを起動すると左側にあるこちら、活用してみると撮影が便利になったり、連写やズームなどのコンテンツに動きを出すような撮影が可能となります。
このように、ストーリーズには投稿を盛り上げるための様々な機能、エフェクトの種類があります。実際に触ってみて、自分のお店に合った撮影機能を使っていきましょう!
編集する
撮影を終える、またはコンテンツを選択すると自動で編集画面に移行します。もちろん編集なしで投稿することも可能です。
編集は右上に並んだアイコンから、ハッシュタグやスタンプを付けたり、文字を入力することができます。種類が豊富かつアップデートされることも多いので、お店の雰囲気に合ったデザインに仕上げていきましょう。
投稿する
編集が終わったらいよいよ投稿です。右下の送信先ボタンをタップすると送信先を選択する画面に移行します。全公開する場合は「ストーリーズ」、VIP客など特定のフォロワーに限定公開をしたい場合は「親しい友達のみ」を選択し、右のシェアボタンをタップします。「シェア済み」と表示されたら投稿完了です!
ストーリーズが投稿されると自身のアイコン周りに色が付き、ユーザーはあなたのアカウントでストーリーズが投稿されていることを確認することができます。
飲食店のストーリーズ投稿例
ストーリーズの機能は分かったけど、実際どんな投稿をすればいいの?という方も多いはず 。そこでいくつか投稿例をご紹介します。
新情報の投稿
本日の〇〇
お店のイマを伝える
このように、多くの飲食店では24時間限定という気軽さやリアルタイム性を活かし、お店の最新状況を伝えるような投稿を行なっています。他の飲食店の投稿を参考にしつつ、自分のお店が発信したい情報はなにかを考えてみましょう。
集客に繋げる!ストーリーズ投稿のポイント
ハッシュタグをつけよう
フィード投稿と同様に、ストーリーズでもハッシュタグと位置情報を付けることが可能です。ハッシュタグをつけることで、ユーザーの検索結果に表示される可能が高まり、フォロワー以外のユーザーへの認知度向上も期待できます。
ストーリーズでハッシュタグを付ける方法は、編集画面の「スタンプ」を活用するか、文字入力で直接つけるかの2種類です。どちらも機能としては同じなので、より投稿に合った方を選択しましょう。
有効的なハッシュタグの選び方については近日公開予定の記事でくわしくご紹介します。
お客様の投稿をシェアしよう
ストーリーズでは、自分のお店について投稿してくれたお客様のフィードやストーリーズをシェア(引用して投稿)することが可能です。閲覧者に対して来店の参考にしてもらうことはもちろん、投稿者へシェアした旨を通知することが可能なので、お店とお客様とのコミュニケーションにも繋がります。
投稿をシェアする際は、「ご来店ありがとうございました!」「またお待ちしています」など、文字を一緒に入力して、投稿してくれたお客様へ感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
自分の投稿がシェアされると、お客様は嬉しく思ったり特別感を感じるだけでなく、「しっかり見てくれるお店なのだ」という印象をもちます。お客様にとって特別なお店になることができると、ファンの獲得にも繋がってくるため、投稿のシェアは積極的に行なっていきましょう。
ストリーズ投稿を残すことができる「ハイライト機能」
24時間で投稿が非表示になるストーリーズですが、じつは自分のアカウントには残っています。それを活用して、24時間経過した後もプロフィール画面に表示させることができるのが「ハイライト機能」です。 複数のストーリーズを、お客様の投稿シェアやメニュー紹介などのカテゴリでまとめて表示させることができるため、プロフィールでは記載しきれない情報を載せることに役立ちます。
まとめ
情報をSNSで発信・収集していくことがスタンダードになりつつある今、ストーリーズ投稿はお店のイマを伝え、お客様とのつながりをつくる手段として有効的です。積極的な発信・コミュニケーションで、集客はもちろんお店を応援してくれるファン作りにも役立てていきましょう。
【連載】飲食ネット集客 Instagram編
第2回 飲食店として情報発信するためのInstagram設定方法とは?
第3回 【2021年最新】飲食店のInstagram運用 ~予約投稿編~
第4回【2021年最新】飲食店のInstagram運用 ~分析編~
written by
FOOD-IN編集部
FOOD-IN編集部ライターが未来の飲食店をつくるための経営ノウハウをどのメディアより”分かりやすく”をモットーにお届けします。