モバイルオーダー13個のメリット!飲食店が今モバイルオーダーを導入する理由とは?

マクドナルド・スターバックスをはじめ、近年数多くの飲食店で導入が進むモバイルオーダー。飲食店にとっては業務の効率化に、お客様にとっては利便性向上につながるなど、店舗とお客様双方にメリットがあるシステムとして注目を集めています。

今回はモバイルオーダーの具体的なメリットについて、飲食店側とお客様側に分けて詳しく解説します。

モバイルオーダーとは?

店内型モバイルオーダー

モバイルオーダーは、お客様が自身のスマートフォンやタブレット端末を使用して、料理などを注文するサービスの総称です。
モバイルオーダーには用途応じて以下3つの種類があります。

・店外型モバイルオーダー(テイクアウト向け)
・店内型モバイルオーダー(イートイン向け)
・キャッシュオン型モバイルオーダー

店外型モバイルオーダーは、インターネットから検索して利用されるケースが多いことから「ネット注文」「オンライン注文」とも呼ばれます。
店内型モバイルオーダーは、テーブルに設置されているQRコードをお客様のスマートフォンで利用するケースが多いことから、「スマホ注文」とも呼ばれます。

モバイルオーダーの種類やメリットはこちらの記事でも

モバイルオーダーとは?導入するメリット・デメリットを店舗/お客様側視点で徹底解説
モバイルオーダー導入の飲食企業8選!活用法や導入メリットも紹介
飲食店の“モバイルオーダー需要”ってどうなの?最新動向をふまえて徹底解説
モバイルオーダーのPOS連携について解説!仕組みからシステム選定のポイントまで
​​モバイルオーダーの仕組みを解説!システム構造から飲食店側のオペレーションまで

モバイルオーダーのメリット 飲食店側

モバイルオーダーの飲食店側のメリットを、7つ紹介します。

①注文受付・会計業務が削減できる
②スタッフの注文ミスを防止できる
③卓上タブレットより安価
④デジタルメニューブックでコスト削減&訴求力アップ
⑤客単価UPが見込める
⑥顧客情報をリピート促進に活かせる
⑦インバウンド対策になる

詳しく解説していきます。

飲食店メリット①注文受付・会計業務が削減できる

モバイルオーダーを操作する女性

モバイルオーダーは、お客様自身がスマートフォンから注文や決済を行うため、スタッフの注文受付・会計業務が削減できます。

店外型モバイルオーダーは、今まで電話や店頭で受けていた注文がなくなり、電話対応に時間を取られることも、店頭注文に専任スタッフを立たせることも必要なくなります。
店内型モバイルオーダーであれば、お客様からの呼び出しで作業を中断して注文を伺うことや、会計に時間を取られることが減り、ホールスタッフは配膳やバッシングに集中する事ができます。

モバイルオーダーによる業務の削減は、他業務への注力や人手不足の解消に役立てられるほか、空いた時間をお客様への細やかなサービスに充てることも可能です。

飲食店メリット②スタッフの注文ミスが無くなる&食品ロス防止

モバイルオーダーはお客様自身が注文を行うため、スタッフの注文聞き間違えによるミスを防止することができます。

通常はホールスタッフがお客様から直接オーダーを聞き取りますが、聞き間違えや、ハンディの操作ミスにより注文を間違えてしまうことがあります。注文ミスは、お客様に迷惑がかかるだけでなく、廃棄が発生して食品ロスにつながってしまう・キッチンスタッフの作業が増えるなど、多数のデメリットが発生します。

スタッフによる注文ミスを防止し、メニュー原価や人件費に無駄を発生させないことも、モバイルオーダーの大きなメリットです。

飲食店メリット③卓上タブレットより安価&メンテナンス不要

店内型モバイルオーダーシステム「O:der Table」と卓上タブレットの比較図
店内型モバイルオーダーシステム「O:der Table」と卓上タブレットの比較図

飲食店のセルフオーダーシステムのなかで、モバイルオーダーと比較されることが多い卓上タブレットですが、導入コストを比較するとモバイルオーダーは卓上タブレットの1/10ほどといわれています。

卓上タブレットは、各テーブルにタブレット端末と充電器具を設置するため、テーブル数分の端末費用、および常に充電しておくための配線工事が必要ですが、モバイルオーダーはお客様のスマートフォンを使用するため不要です。

また卓上タブレットは、除菌や端末のメンテナンスなど、導入後の管理にも一定のコストがかかりますが、モバイルオーダーは管理コストもほとんどかかりません。

>>店内型モバイルオーダーシステム「O:der Table」の詳細をみる

飲食店メリット④デジタルメニューブックでコスト削減&訴求力アップ

店外型モバイルオーダーシステム「O:der ToGo」の画面
店外型モバイルオーダーシステム「O:der ToGo」の画面

モバイルオーダーを導入すると、今まで使用していた紙メニューは不要になります。

新しいメニューは、モバイルオーダーの管理画面から追加します。これまで新メニューや季節のメニューを出すたびに掛けていたデザイン費用や印刷費用はかからなくなります。

>>店外型モバイルオーダーシステム「O:der ToGo」の詳細をみる

飲食店メリット⑤合わせ買いをアシストすることで客単価アップが見込める

デジタルならではのメリットとして、メニューにあわせたレコメンドメニューを出せることも挙げられます。

具体的には、お客様が選んだメニューに対して合うお酒を提案したり、一緒に食べることをオススメするメニューを提案したりすることで合わせ買いをアシスト。そのため、客単価のアップが期待できます。

また、スタッフを呼び止める必要も無いため、ピークタイムなどのお客様の注文機会を逃すこともなく、客単価が上がった事例も多く聞かれています。

>>モバイルオーダーによって客単価が上がった事例をみる

飲食店メリット⑥顧客情報をリピート促進に活かせる

モバイルオーダーは、デジタルで注文を取るからこそ注文データを蓄積することが可能です。 ※モバイルオーダーシステムによるため、事前に確認が必要です

お客様に情報をご登録いただくことで、属性ごとの注文動向などを参考に新メニューを作成したり、キャンペーンや新メニュー情報のメールやメッセージを送り、リピート利用を促進することができます。

>>>顧客データの活用ができるモバイルオーダー「O:der Platform」

飲食店メリット⑦インバウンド対策になる

女性二人

モバイルオーダーは飲食店のインバウンド対策としても注目されています。

多言語機能があるモバイルオーダーであれば、登録してある店舗情報やメニュー情報を英語や中国語などの様々な言語で表示する事ができ、海外のお客様にも安心してご利用いただくことができます。

これまでインバウンド対策として作成していた、海外のお客様向けに専用のメニューブックは必要なくなり、苦戦しがちな注文受付や会計業務もなくなります。 お水のサービスや会計もモバイルオーダー上で対応できるため、多言語対応できるスタッフがいなくても、海外のお客様への対応が可能です。

モバイルオーダーのメリット お客様側

モバイルオーダーのお客様側のメリットを、6つ紹介します。

①店舗でのテイクアウト待ち時間を短縮できる
②テイクアウト時にゆっくりメニューを見て注文できる
③非接触で注文できるため、スタッフとの接触機会を減らすことができる
④注文したいメニューを検索できる
⑤注文のたびに、店員を呼ぶ必要が無くなる
⑥グループ利用でも、一人一人が手元でメニューを閲覧できる

詳しく解説していきます。

お客様メリット①店舗でのテイクアウト待ち時間を短縮できる

テイクアウトを渡す男性スタッフ

モバイルオーダーでテイクアウトをする際、商品の受取時間指定をして注文することで、店舗内で出来上がりを待つことがなくなります。

大量注文をする場合や店舗が忙しいランチ・ディナー帯などは、どうしても商品のお渡しに時間がかかってしまいます。
しかしモバイルオーダーは、出来上がりに時間に合わせて調理ができるため待ち時間が発生せず、お客様をお待たせすることがありません。

お客様メリット②テイクアウト時にゆっくりメニューを見て注文できる

店頭でテイクアウトを注文する場合「店頭のスタッフを待たせたら悪い」「後ろのお客さんに迷惑がかかる」など、ゆっくりメニューを選ぶ余裕が無い場合があります。
モバイルオーダーなら、お客様自身がレジに並ぶことなく商品の注文と決済を行うため、自分のペースでじっくりとメニューを見て注文することができます。

ゆっくり選べることで、オプションの購入数が増えたり、家族分のテイクアウトが増えるなど、売上に対する効果も期待できます。

お客様メリット③非接触で注文できるため、スタッフとの接触機会を減らすことができる

非接触で注文する人々

モバイルオーダーはお客様自身のスマートフォンを使うため、スタッフを介さず非接触でメニューを注文することができます。 飲食店でスタッフとの接触機会が減ることで新型コロナウイルス感染症の対策にも繋がり、お客様は安心して飲食を楽しむことができます。

お客様メリット④注文したいメニューを検索できる

店内型モバイルオーダーシステム「O:der Table」の画面
店内型モバイルオーダーシステム「O:der Table」の画面

メニューの多い居酒屋など、注文したいメニューをメニューブックから探すのに手間取った経験は誰しもあるはず。モバイルオーダーなら、注文したいメニューを検索することができます。※モバイルオーダーシステムにより機能が無い場合もあります。

注文したいものを探す手間が省けるため、お客様はストレスなくスムーズに注文することが可能です。

お客様メリット⑤注文のたびに、店員を呼ぶ必要が無くなる

店内型モバイルオーダーを導入すると、お客様は店員を呼ばずに商品の注文をしたり、お会計を行えるようになります。

飲食店を利用するお客様からは、「店員を呼んでも来ない」「店員が忙しそうで注文しづらい」などのストレスを抱える方も多くいます。そのため、モバイルオーダーで好きなタイミングで注文できることは、お客様にとって大きなメリットになっています。

お客様メリット⑥グループ利用でも、一人一人が手元でメニューを閲覧できる

飲食店で食事を楽しむ女性グループ

グループ利用の場合、これまではメニューブックを順番に見て注文を決めていました。
しかしモバイルオーダーなら、来店している全員のスマートフォンから一つのテーブルの注文ページにアクセスすることができるため、それぞれでメニューを見ることができます。

モバイルオーダーによっては、他の人が注文したものも閲覧できるため、そこから自分の頼みたいメニューが見つかることも。

ドリンクのおかわりなども、他の人と一緒に頼もうと注文をセーブすることも多くありましたが、モバイルオーダーならその必要はないため気兼ねなく注文することもできます。

まとめ

モバイルオーダーのメリットについて、飲食店側とお客様側に分けて解説しました。

飲食店だけでなくお客様にも大きなメリットがあるモバイルオーダーは、現在多くの飲食店が導入を検討しています。FOOD-INでは、他の記事でもモバイルオーダーに関する解説を行なっているので、こちらもぜひ参考にご覧ください。

>>>4500店舗導入実績のモバイルオーダーシステム O:der Platform

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FOOD-IN編集部

FOOD-IN編集部ライターが未来の飲食店をつくるための経営ノウハウをどのメディアより”分かりやすく”をモットーにお届けします。