モバイルオーダーとPOSシステムとの連携は、企業が導入を考える際に検討することも多い項目です。
POS連携をすることで、よりスムーズな店舗運営が可能になります。
今回は、モバイルオーダーとPOSシステムの連携の仕組みや、POS連携したモバイルオーダーを導入するメリットとデメリット、モバイルオーダーシステムの選定のポイントなどを解説します。
モバイルオーダーとPOSシステムの連携の仕組み
モバイルオーダーシステムのPOS連携は、モバイルオーダーシステム側のサーバーとPOSシステム側のサーバーをつなぐことで実現します。
※POSシステムやモバイルオーダーにより異なる場合があります
POSシステムと連携しないとどうなる?
店舗内でPOSシステムとモバイルオーダーの両方を利用していても、POS連携をしていない場合は、それぞれが独立した状態になります。
モバイルオーダーとPOS連携するメリット
POS連携していないモバイルオーダーと比較した場合、POS連携したモバイルオーダーを導入するメリットは大きく3つあります。
①コストを抑えられる
POS連携したモバイルオーダーでは、キッチンプリンターやハンディなどの既存のOES端末を継続して利用することができるため、端末購入コストを抑えることができます。
モバイルオーダーの注文情報はこれまで通りの形で印字されるため、キッチンのオペレーションに大きな変更を作らず、モバイルオーダーシステムを導入することが可能です。
※連携するPOSシステムやモバイルオーダーにより異なる場合があります
②店舗オペレーションが効率化する
既存端末が使えるため、新たな教育コストがかからない
モバイルオーダーをPOS連携しなかった場合は、モバイルオーダー側のスタッフ用端末を使用することになるため、現場に新たな教育を行う必要があります。
一方POS連携を行うと、今まで使用していたキッチンプリンターやハンディをそのまま使用できるため、新たな教育を行うことなくモバイルオーダーを導入することが可能です。
会計の二度打ちが不要
POSシステムを導入したうえで非連携の場合、会計時に対象テーブルの会計情報を打ち込み直す必要も出てきますが、POS連携したモバイルオーダーでは不要です。
モバイルオーダーの会計情報はPOSシステムに連携されているので、通常通り対象の席を選択して会計を行うことができます。
基本的なメニュー登録はこれまで通りPOSシステム側で可能
POS連携しているモバイルオーダーのメニュー登録は、基本的にPOSシステム側で行います。
POSシステムに登録したメニューをモバイルオーダーに流し込む仕組みも多いため、すでに登録してあるメニューをそのまま活用することが可能です。
③上位システムとの連携が可能に
POSシステムと、売上管理システムなどの上位システムを連携させている場合は、POSシステムを介してモバイルオーダーの注文情報も上位システムに反映させることができます。
POS連携する場合のモバイルオーダーを選ぶポイント
モバイルオーダーでPOS連携をしたいと考えた場合、モバイルオーダーの選ぶポイントで最も重要なのは「既存のPOSシステムと連携が可能か」という点になります。
また、まだPOSシステム導入前の場合は、導入したいPOSシステムと連携が可能かという点を確認する必要があります。
POSシステムとの連携可否については、POSシステム側へ確認をするか、もしくはモバイルオーダー側への確認が必要となります。
モバイルオーダーのPOS連携を必須項目として考える場合は、事前に確認をしましょう。
その他、既存のPOSシステムに連携が可能なモバイルオーダーが複数ある場合の選択ポイントを解説します。
画面の使いやすさ(デザイン・機能)
数あるモバイルオーダーのなかで、差がつくポイントのひとつが「画面の使いやすさ」です。
使いやすい画面でなければお客様の利用も、店舗スタッフへの浸透も難しくなります。モバイルオーダーを選定する際は、実際に操作の体験などを行い、画面の使いやすさをよく確認することをオススメします。
モバイルオーダーには、「お客様の注文画面」、「店舗スタッフ用端末」、「キッチンディスプレイ画面」、「システム管理画面」の大きく分けて4種類の画面があります。
各画面のポイントは以下の通りです。
お客様画面
・操作のしやすさ(メニューの選択から注文まで直感的に操作可能か)
・メニューの見せ方(画像・メニュー説明分など、注文したいと思わせる仕様か)
・機能(オンライン決済の有無・オプション機能・食べ飲み放題機能 等)
店舗スタッフ用端末
※店舗スタッフ用端末はイートインモバイルオーダーで主に使用されます
・操作のしやすさ(新人スタッフでも簡単に使えるか)
・機能(売り切れ管理機能・ハンディ機能・座席管理機能 等)
キッチンディスプレイ画面
・注文内容の分かりやすさ(入ってきた注文内容が即座に分かるか)
・操作のしやすさ(忙しいキッチンで操作が可能か)
・機能(注文履歴の確認 等)
システム管理画面
・操作のしやすさ(分かりやすい画面になっているか、必要なデータがすぐ出せるようになっているか)
・機能(複数店舗のメニュー情報更新機能、店舗情報の一括登録機能、店長や本部社員の操作権限の種類 等)
サポート体制
導入前後のサポート体制もシステム選定において重要なポイントです。
導入前は、各店舗へのレクチャー有無や初期設定時に企業側で必要な作業について、 導入後は、システムトラブルや不明点があった際の問い合わせ方法や時間がどのような体制で行われるか確認することをオススメします。
またモバイルオーダーによっては、利用状況のデータ分析や改善策の提案などのコンサルティングサポートを行なっています。 お客様のモバイルオーダー利用率向上のための支援を得られるため、導入後のコンサルティングサポートについても確認してみましょう。
「O:der Platform」はPOS連携が可能。導入後のサポートも安心
モバイルオーダーシステム「O:der Platform」は、大手POSシステムとの連携が可能。居酒屋からファストフードまで、様々な業態の飲食店でご利用いただいています。
導入後は、専門スタッフがコンサルティングサポートを行います。売上向上に向けた数字分析から利用促進に関する施策のご提案など、二人三脚でお店に合った運用の形を模索します。
「O:der Platform」について詳しくはこちら
まとめ
モバイルオーダーのPOS連携について解説しました。
POS連携をしたモバイルオーダーを導入すると、店舗のオペレーションはより効率化していきます。
連携できるPOSシステムの機種はモバイルオーダーにより異なるため、まずは連携したいPOSシステムが連携可能かを確認し、その後コストや使いやすさなどを比較検討していきましょう。
>>>4500店舗導入実績のモバイルオーダーシステム O:der Platform
こちらの記事も読まれています
モバイルオーダーとは?導入するメリット・デメリットを店舗/お客様側視点で徹底解説
モバイルオーダー導入の飲食企業8選!活用法や導入メリットも紹介
飲食店の“モバイルオーダー需要”ってどうなの?最新動向をふまえて徹底解説
モバイルオーダー13個のメリット!飲食店が今モバイルオーダーを導入する理由とは?
モバイルオーダーの仕組みを解説!システム構造から飲食店側のオペレーションまで
written by
FOOD-IN編集部
FOOD-IN編集部ライターが未来の飲食店をつくるための経営ノウハウをどのメディアより”分かりやすく”をモットーにお届けします。