FOOD-IN編集部が注目の飲食店をピックアップ!今回は、アメリカ発の有名シーフードレストラン「レッドロブスター」をご紹介します。ここでしか味わえない世界観や美味しさへの深いこだわりのほか、今年日本上陸40周年を記念した特別イベントにも注目です。
シーフード料理レストランとして圧倒的人気を誇る「レッドロブスター」
レッドロブスターは1968年、アメリカ・フロリダ州レイクランドに生まれたシーフードレストラン。皿にこぼれんばかりのシーフードと、友人を家に招くようなホスピタリティあふれるサービスで全米に広がり、現在は全世界で720店舗とシーフードレストランにおいてNO.1の店舗数と売上を誇るブランドとなっています。
そんなレッドロブスターの日本上陸は1982年、当時はまだない“シーフード専門”という新たなジャンルの飲食店として堂々デビューを果たしました。レッドロブスターが扱うロブスター・蟹・牡蠣といった素材は、刺身や天ぷらなど日本人にとっての“シーフード”とは全く異なっていたため、当時の人は大変めずらしがっていたそうです。
馴染みの薄い素材や料理をいかにおいしく食べていただくか。数え切れぬほどの試行錯誤を積み重ねたレッドロブスターは、徐々に日本でのあり方を確立していき、今では全国20店舗展開するまでに成長。本場の要素はしっかり取り入れつつ、日本人の好みにあわせた味やスタイルで本格シーフードが楽しめる唯一無二のシーフードレストランへと進化したのです。
多くの人がその名を知り日常生活に馴染みあるブランドとなった同店は、今年で日本上陸40周年を迎えます。
今回は、日本独自のスタイルを確立したレッドロブスターの魅力と、絶賛開催中の40周年記念イベントについて、ブランドマネージャーの益岡さんに詳しくお話しを伺いました。
ここに注目!レッドロブスターならではの魅力とは
レッドロブスターの魅力は様々にありますが、最も特徴的なのが、提供するものすべてが本場アメリカそのものという“本格さ”です。
「レッドロブスターはお客様にとって“特別な場所”になることが使命と考えています。そのために食材や料理のクオリティはもちろん、空間やサービスといった面も徹底的にこだわり、レッドロブスターの全てに満足していただけるようなお店作りを目指しています」。(益岡さん)
一歩踏み入ればそこは外国。本場そのものの空間作りがすごい
レッドロブスターの本格さを象徴しているのがお店の外観や内装。日本の飲食店とは一味違った異国の雰囲気がとてもかっこいいですよね。
「1990年頃確立されたワーフスタイルは東海岸の漁師小屋をイメージしており、木を基調としたぬくもりある雰囲気が特徴です。店内には漁師小屋にある小物や海をイメージした写真なども飾られています。ワーフスタイルの旗艦店でもある江の島店は、扉を開けた瞬間からその世界観に引き込まれ、まるでアメリカにいるような気分にしてくれます」(益岡さん)
一方こちらは、シックで綺麗めな印象のバーハーバースタイルの店舗。
「アメリカのバーハーバーという土地に由来をもつバーハーバースタイルは、きらびやかなリゾート地にあるシーフードレストランをイメージして作られています。石を基調とした造りで高級感はありつつ、舟室や港の酒場のようなカジュアルさも兼ね備えている、レッドロブスターならではの空間となっています」。(益岡さん)
レッドロブスターは空間コンセプトを何度か変化させてきているため、お店ができた時代によってその外観や内装が異なるのもおもしろいところ。
「ある店舗はぬくもり感じるワーフスタイルだけど、ある店舗は全く異なる綺麗めなバーハーバースタイル。両スタイルを部分的に活かして融合させた店舗もあります。同じ“レッドロブスター”でもガラッと変わる雰囲気の違いもお楽しみ頂けたらと思います」。(益岡さん)
レッドロブスター最新のスタイルはこちら!
こちらは、レッドロブスター最新のスタイルとしてOPENした舞浜イクスピアリ店。木の温かみを生かしたオールドアメリカンな雰囲気と海沿いにある小さなレストランのようなスタイリッシュさが融合しており、海や港を連想させるディスプレイで座る席によって異なった雰囲気を楽しめます。生きたまま空輸、そして調理直前まで水槽で管理!ロブスターの鮮度がすごい
レッドロブスターといえばやはり特大サイズのぷりぷりロブスターですが、じつはこちら、カナダで収穫されたあと空輸をへて調理直前まで生きたまま管理されていた超新鮮なものばかり!
益岡さんいわく「ロブスターは冷凍すると味が落ちてしまい、本来もつ旨味や弾力が失われてしまう」らしく、最高品質にこだわるレッドロブスターは現地で管理と空輸のノウハウを持つ会社と提携し店舗に専用の水槽を設けて徹底管理をすることで、料理では新鮮なロブスターのみ使うことを実現させているのです。
「コスト面を考えれば冷凍して空輸したほうがはるかに抑えられるのですが、やはりライブの物を調理するというのが価値というか。最高品質のロブスターを最高品質のまま味わっていただくにはこの方法がベストなので、そこは譲れないこだわりとして日本上陸当初から変わらず続けています」。(益岡さん)
ロブスターはストレスが多いと身が固くなったり死んでしまうため、最高品質のまま維持するには相当な管理が必要なのだそう。一匹一匹に手をかけてお店まで届けられたロブスターは、ぷりっと極厚で、新鮮だからこそ味わえる旨味と弾力を感じることができます。
祝・40周年!今年は記念イベントが続々登場
最高品質にこだわり続け、時代の波にも負けずに運営を続けてきたレッドロブスター。ついに今年、日本上陸から40周年を迎えました。
これを記念してレッドロブスターでは今、様々なスペシャルイベントを開催中!今年しか味わえない特別料理やユーモア溢れるキャンペーンを続々と打ち出しているのです。
REDLOBSTER QUEST ~History of 40th menu~
2022年2月8日(火)より開催されている「REDLOBSTER QUEST ~History of 40th menu~」は、レッドロブスターの歴史の中で販売してきたメニューを再現していくというもの。年代を区切って全4回にわたって開催される予定で、日本に上陸した1980年代からはじまり、1990年代、2000年代、2010年代と10年単位で各時代の「レッドロブスター」を体験できます。
第1弾「1980年代」のお料理は2種類登場しました。
「この企画は、レッドロブスターならではの食材やこだわりの調理法で話題になったメニューを再現することで、レッドロブスターの歴史を振り返ろうというコンセプトのもと始めました。今はない当時のメニューがいただけることや、珍しい食材を使っていたこともあり大変好評をいただいています」。(益岡さん)
次弾の発表を心待ちにされていた方も多かったことでしょう。 ついに!2022年4月12日(火)より第二弾「1990年代」がはじまります!
1990年代と言えば、昭和から平成に変わって数年で世紀末を迎える激動の時代。社会現象になるほどのブームを巻き起こしたものもグルメに限らず多く見られ、非常に熱量の高い時代でした。
今回再現されたのは、その頃にレッドロブスターが提供していたメニューの中から、味も見た目も当時に近い形で再現した2品のお料理。
サメのフライ ~スパイシージョーズフリッター~
当時衝撃的なメニューとして世間をざわつかせた「サメのフライ」は、高タンパク・低脂肪・低カロリーで身体にも優しい「ピーチシャーク」を使用。クミン・コリアンダー・ターメリックなど13種類のスパイスで味付けてサクッと揚げたレッドロブスターオリジナルの料理です。甘辛いスイートチリソースをつけていただきます。
ロブスターのSUSHI
ロブスターのSUSHIは「アメリカン・スシ」をレッドロブスター流にアレンジした一品。日本のお寿司の常識を打ち破ったメニューとして、こちらも当時大きな話題になりました。ロブスター・アボカド・卵を使い、わさびマヨネーズでアクセントをつけた、見た目のインパクトもボリュームも抜群のお寿司です。
「REDLOBSTER QUEST ~History of 40th menu~」第二弾「1990年代」は、2022年4月12日(火)より、全国のレッドロブスターでいただけます。
JAPAN×USA~アメリカンクラシックなメニューと国産ブランド食材の出会い~
「JAPAN×USA~アメリカンクラシックなメニューと国産ブランド食材の出会い~」は、本国アメリカの代表的な料理を日本が誇るブランド食材で作り上げるという、まるで日本レッドロブスターの存在そのものを象徴したような特別企画です。
「食材は世間に出回ってるメジャーな銘柄だけではなく、知る人ぞ知るブランドさんだったり個人牧場さんも含めて多くの中から選定いたしました。美味しさはたしかでも、規模の小ささゆえ大型チェーン店向けの卸や全国展開が難しいという生産者さんをあえて選んだことで、アメリカ代表料理×日本の名ブランドという他ではなかなか味わえない食体験をより深く楽しんでいただけると考えています」。(益岡さん)
第一弾の現在登場しているのは「車海老バーガー」「ワイルドBBQチキン」「スキャンぴ・コブサラダ」「サルシツチャ・ジャンバラヤ」の4品。数量限定なので、気になる方はお早めにどうぞ!
レッドロブスターでは今年40歳の誕生日を迎える方にもれなくロブスターをプレゼントする「Celebrate40」など、他にもまだまだ豪華でたのしいイベントを実施・企画中とのこと!40周年の特設サイトでくわしく紹介されているので、ぜひ覗いてみてくださいね。
レッドロブスター40周年特設サイトはこちらから
実は「パスタ」や「ピザ」も美味い!
レッドロブスターといえばロブスターが真っ先にイメージされますが、実は牡蠣や蟹といったシーフードをつかった創作料理も豊富にあり、それが超~絶品!特に「ワタリガニのトマトパスタ」は、ワタリガニの風味とトマトソースの絶妙なバランスがたまらない一番人気のパスタです。お値段も税込1529円と、手を出しやすい価格なのもポイント。ロブスターとの相性もばっちりです◎あまり知られていないレッドロブスターの大きな魅力、ぜひ一度味わってみてください!
これからのレッドロブスターにも目が離せない!
日本上陸から40周年を迎え、さらなる進化と可能性を感じさせてくれるレッドロブスター。
最後にこの先挑戦していきたいことについて益岡さんに伺うと「今後はイベント出店やECなど、既存店の活動領域を広げることでレッドロブスターをより多くの人に知っていただけるような取り組みをしていきたいと考えています。今はちょうど40周年記念で様々なことに取り組んでいるので、こういったところから今後のヒントになるようなものも見つけていきたいです」と笑顔でお話してくださいました。
レッドロブスターの今後の活躍に期待大です!
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