「銀座篝」が取り組むキャッシュレス化。次世代デジタル券売機で運営効率向上＆客単価UPへ

ビブグルマンを2年連続で獲得した、鶏白湯ラーメンで人気の名店「銀座篝」。その大手町店に、次世代型デジタル券売機「O:der Kiosk」が導入されました。デジタル券売機によって変化したお店の運営体制について、株式会社アデッソ「銀座篝大手町店」の店長・岡謙介さんと、同社で広報を務める佐々木純子さんにお話を伺いました。

「O:der Kiosk」導入後のメリット

1. キャッシュレス化により、集計作業が簡略化。従業員の負担を軽減
2. 商品購入のステップを自由に設計し、訴求力アップ。インバウンド対応も
3. わかりやすい管理画面により、店舗で自らメニュー設定/変更が可能

従業員の負担を軽減する、O:der Kiosk

ーー「銀座篝」さまについて、ブランドの背景やお店の特徴をお聞かせください。

岡さん：「銀座篝」は、元々水炊き料理店で腕を奮っていた店主が「水炊きのレシピを元にラーメンのスープをつくれば美味しい鶏白湯が作れるのではないか」と考えたことからはじまりました。そうしてつくられた「鶏白湯soba」は、ポタージュスープのような濃厚な味わいでたくさんのお客様に愛していただいております。

ーー「銀座篝大手町店」には、どのような層のお客様がいらっしゃいますか？

岡さん：土地柄もあって、近隣で働かれている会社員の方々が多くいらっしゃいます。実感値として、8~9割が会社員の方。さらに海外観光客の方もよくいらっしゃいます。

ーー今回、次世代型デジタル券売機「O:der Kiosk」を導入されたきっかけについてお教えいただけますか？

佐々木さん：キャッシュレス化を進めたいというのが最初の理由です。これまでも交通系ICと現金でお支払いいただいていたのですが、導入後はQR決済や電子マネー、交通系ICの支払いが多くなっています。

ーー導入によって、お店の運営体制は変化しましたか？

岡さん：やはり、現金決済がなくなったことで集計作業などの時間が大幅に短縮されました。これまでは当日の売上の集計等に短くても30分ほどは時間がかかっていたところ、「O:der Kiosk」ではお客様の注文がそのままデータ管理されているので、改めてレジへの打ち込み等も必要ありません。いまではPCの作業のみで5分ほどで完了してしまいます。

ーー働かれている皆様の負担が軽減したのですね。キャッシュレス決済のみになったことで、お客様からの声などはありませんでしたか？

岡さん：「現金は使えませんか？」という方もいらっしゃいますが、数日に一人いらっしゃるかどうかですね。土地柄もあるかもしれませんが、皆様スムーズにキャッシュレス決済に移ってくださった印象です。スマホだけ持ってご来店して、電子マネーで決済するという方も多くいらっしゃいます。

写真と購入時のステップで商品の魅力を訴求し、注文にも変化が

ーー導入後、注文の内容や売上について変化はありましたか？

岡さん：トッピングのご注文がかなり増えましたね。今回の券売機は画像でメニューが表示されるので、お客様にとってどんなメニューが出てくるのかがわかりやすい。さらに、商品購入のステップとして、鶏白湯ラーメンを注文した後におすすめのトッピングが画面に表示されます。こうしたリコメンドのステップがあることでも、注文していただきやすくなったのではと思います。特に、味玉トッピングを追加注文される方がとても増えました。

ーー「O:der Kiosk」では、管理画面を操作することで、メニューの表示やレイアウトを変更することが可能です。そうした機能については、いかがでしょうか？

佐々木さん：とても助かっています。普通の券売機だとメニューを変更したいとなっても、ボタンを変えたり場所を変えたりに手間がかかりますが、今回の券売機では、O:der Kioskの管理画面を触ることで簡単に修正変更の対応が可能です。また、機械本体の不具合があった場合でも、メーカーであるグローリーさんに連絡をすると、かなりスピーディーに対応してもらえる。先々のことを考えても、導入してよかったなと思います。

ーーこれまで、どのような変更を試されましたか？

佐々木さん：たとえば、最初は「まずメニューのジャンル（麺、トッピング、お酒など）を選ぶ」というステップを作っていて、お客様の購入までの動作が多い状態でした。それを、「１画面にたくさんのメニューが見えた方がいい」と思って相談したら、すぐに商品一覧が見やすくなるように再設定していただいて。お客様にとっても操作しやすくなったと思います。