モバイルオーダー導入の飲食企業8選!活用法や導入メリットも紹介

飲食店の人手不足解消・業務効率化を実現させるツールとして注目を集めるモバイルオーダー。コロナ禍では非接触で注文ができる点も評価され、飲食企業の間で導入が進んでいます。

本記事では、モバイルオーダーを活用中の飲食企業について、モバイルオーダー導入の背景から活用実態、導入後に得られた効果までを詳しく解説します。

モバイルオーダー導入のメリットとは

モバイルオーダー

モバイルオーダーには、人手不足やリピーター促進、インバウンド需要など飲食店舗にとってのメリットだけでなく、お客様側のメリットも多く存在します。

飲食企業がモバイルオーダーを導入するメリットは以下3つです。

業務削減で人手不足を解消

モバイルオーダーを導入することで、注文受付業務および会計業務が削減され、人手不足を解消することができます。業務効率化した分を客単価アップや顧客満足度向上の時間に当てることも、モバイルオーダーの活用法の一つです。

デジタルメニューブックでコスト削減&訴求力アップ

モバイルオーダーを導入すると紙のメニューブックが不要になり、印刷コストが削減されます。また、綺麗な画像や動画を使ったデジタルメニューブックは、紙のメニューでは表現しきれない料理のシズル感を演出することも可能です。

顧客や注文データの蓄積でリピート促進

モバイルオーダーシステムによっては、顧客情報と注文データを紐付けたデータの蓄積が可能なものもあります。データは属性ごとの新メニュー作成に役立てたり、再来店を促すメッセージ送信などに活用することができます。

モバイルオーダー について詳しく知る

モバイルオーダーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
【2022】モバイルオーダーとは?メリット・デメリットを店舗/お客様側視点で徹底解説

モバイルオーダーを導入した飲食企業8選

モバイルオーダーを導入した飲食企業の事例を、テイクアウトモバイルオーダーと店内注文モバイルオーダーに分けて8つご紹介します。

テイクアウトモバイルオーダー

日本マクドナルド株式会社(マクドナルド)

マクドナルドのモバイルオーダー

マクドナルドは、公式アプリにモバイルオーダー機能を搭載しています。 一部店舗では着席してから注文と決済を行うと、テーブルまで商品が運ばれる店内注文モバイルオーダーも導入しています。

マクドナルドのモバイルオーダーはクーポンも利用可能。支払いはクレジットカードとd払いやPayPayなどのQRコード決済に対応しているほか、受け取り方法は店内と駐車場で選べるなど、機能や活用幅の広さが特徴です。

スターバックス コーヒー ジャパン株式会社(スターバックス)

スターバックスのモバイルオーダー
公式HPより

スターバックス コーヒー ジャパン株式会社は、2020年12月から独自のモバイルオーダーシステム「MOBILE ORDER & PAY」を導入中。 スターバックス公式アプリまたはwebの注文ページから事前に注文と決済を行うと、専用のピックアップカウンターでレジに並ばず商品を受け取ることができます。

支払いは、ブランド独自のプリペイドカードとなるため、支払い額に応じてポイントが貯まるリワードシステムと連携している点も特徴です。

人気店かつカスタマイズが豊富なスターバックスで、混雑を気にせず自分のペースで店内と変わらない注文ができることは、顧客にとって大きなメリットとなっています。

株式会社トリドールホールディングス(丸亀製麺)

丸亀製麺のモバイルオーダー

DX推進プロジェクトを進めるトリドールホールディングス株式会社では、同プロジェクト内「中食ニーズへの取り組み」の一つとして、メインブランドとなる丸亀製麺でモバイルオーダーを導入しました。

注文は公式HPや各店舗のGoogle Mapから可能。時間を気にせずゆっくり商品を選ぶことができるため、セットメニューの「ついで買い」や家族の「まとめ買い」が増え客単価が上がりやすくなっています。支払いはd払いとクレジットカード払いに対応しており、一度会員登録をしておくと、次回以降入力の手間が省ける点もポイントです。

注文が完了すると、顧客は出来上がり通知が届き次第窓口へ向かい、注文番号を提示して商品を受け取ります。 テイクアウトの受け取り専用窓口を用意している店舗も多く、混雑時でもレジに並ぶ必要がないため、商品を受け取れるモバイルオーダーのメリットをより活かしたスムーズな顧客体験を実現させています。

>>>丸亀製麺の事例を詳しく見る

株式会社吉野家ホールディングス(吉野家)

吉野家のモバイルオーダー

株式会社吉野家ホールディングスが吉野家にてモバイルオーダーを導入したのは2020年。戦略のひとつとしてテイクアウトの見直しを図る過程で、家族用の食事をテイクアウトする女性顧客にある「できるだけ早く購入して家に帰りたい」ニーズを把握したことなどから、ピーク時間でも待ち時間なしでテイクアウトができるモバイルオーダーシステムの導入を決断しました。
Webマガジン「DIG-IN」記事より

吉野家のモバイルオーダーはウェブサイト型のため、アプリのダウンロードは不要。公式HPやGoogle Map以外にも、d払いミニアプリ・LINEミニアプリ・PayPayミニアプリから注文が可能となっており、導線の広さが特徴です。

注文画面はカテゴリごと縦にメニューが並んでおり、一つの商品をカートに入れると合わせ買いの提案がポップアップ形式で出現します。自分のペースで選べるモバイルオーダーの特性もあり、吉野家のモバイルオーダーの客単価は通常のテイクアウトと比較して高い傾向にあります。

>>>吉野家の事例を詳しく見る

店内注文モバイルオーダー(テーブルQRオーダー)

株式会社一家ダイニングプロジェクト(ラムちゃん・博多劇場)

ラムちゃんのモバイルオーダー

居酒屋業態を中心に複数のブランドを展開する株式会社一家ダイニングプロジェクトは、注文ミスや混雑時に注文できないなど、顧客体験上マイナスとなる要素を解消し、効率化した時間を人ならではのおもてなしに充てることを目的に飲食DXを推進中。 メインブランドの「博多劇場」と「大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん」にモバイルオーダーシステムを導入しました。

「博多劇場」「大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん」では、入店するとスタッフがQRコードをお渡しし、お客様は自身のスマホでQRコードを読み取り、好きなタイミングで注文することができます。 声が通りづらい店内でスタッフを呼ぶ必要がない・複数人で来店しても各人がメニューの閲覧と注文が可能などのメリットから、来店客の利用率も高く、店舗によっては約8割の注文がモバイルオーダーからの注文となっています。
O:derTable導入事例 - 大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん より

さらに、注文受付業務が軽減されたスタッフは、店内を見回り、美味しい焼き方の説明や肉の食べ頃のお伝えをする、積極的な皿の下げ膳やグラスが空いた顧客には追加ドリンクをおすすめをするなど、人だからこそできるおもてなしに注力しています。

>>>ラムちゃんの事例を詳しく見る

株式会社クリエイトダイニング(ジンナンカフェ渋谷)

ジンナンカフェ渋谷のモバイルオーダー

株式会社クリエイトダイニングは、渋谷にある人気カフェ「ジンナンカフェ渋谷」でモバイルオーダーを導入しています。 導入のきっかけは、店舗が2フロアだったため、階段の行き来でオペレーションに時間を要してしまう点と、人件費への課題感から。セルフオーダーシステムを検討する過程で卓上タブレットと比較した結果、導入コストの安さやコンセントなどの設備整備が不要な点からモバイルオーダーを導入しました。

ジンナンカフェ渋谷は、テーブル上に注文用のQRコードと店舗wi-fiが記載されたPOPが用意されており、お客様は来店後すぐに注文ができます。 キャッシュレス決済も導入しており、モバイルオーダー上でクレジットカード決済が可能です。 お客様の来店から退店まで、スタッフを呼ぶことなくスマホ一つで完結できるオペレーションを実現させています。

株式会社バルニバービ(RIDE)

RIDEのモバイルオーダー

株式会社バルニバービが運営するレストラン「RIDE」では、モバイルオーダーによって効率化した時間を、お客様の満足度向上につなげる取り組みを行なっています。

RIDEは約350席あり、半分以上をテラス席が占めています。敷地が広大なため、テラス専任のスタッフを配置しても顧客の待ち時間が発生することもあり、オペレーションの効率化と顧客のストレス軽減が課題となっていました。

モバイルオーダー導入後は、注文受付業務の負担が減り、テラス席専属のスタッフを配置しなくても運営できるように。さらに、余裕をもってテラス席に目配りできる理想的な体制を作ることに成功しました。余裕が生まれた分は、各テーブルをまわってこまめな中間サービスを行なっているほか、日替わりメニューや期間限定キャンペーンの紹介なども積極的に行っています。
O:derTable導入事例 - RIDE より

さらにRIDEでは、モバイルオーダー内で「ご一緒にデザートはいかがですか?」といったおすすめアクションを実装した結果、注文数が増加。客単価アップの施策にも、モバイルオーダーが活用されています。

>>>RIDEの事例を詳しく見る

合同会社also(also)

alsoのモバイルオーダー

合同会社alsoが運営する若者に人気の台湾料理店「also(オルソー 鶯嵝荘)」では、モバイルオーダーの導入により、業務効率化と客単価アップに成功しています。

also(オルソー 鶯嵝荘)はホールもキッチンも2フロアに分かれた構造のため、会計表での運用ではホールスタッフがフロアで受け付けた注文を、各フロアのキッチンに振り分けて伝える必要がありました。 しかしモバイルオーダーを導入したことで、注文受付業務と各フロアのキッチンへの伝達業務は削減された結果、ホールスタッフの業務は大幅に効率化しました。

またalso(オルソー 鶯嵝荘)ではモバイルオーダーの特性を活かしてメニュー表現にも工夫を凝らしています。 具体的には、モバイルオーダー上で料理の詳細を画像とテキストで詳しく説明する・人気の理由を記載するなどを行っています。 紙のメニューだと印刷代やデザインのコストがかかりますが、モバイルオーダーではWeb上の管理画面から簡単に修正することができます。
O:derTable導入事例 - also より

モバイルオーダーの活用により、店舗が売りたいメニューをデジタルならではの魅せ方で工夫した結果、同店では客単価アップを実現しています。

>>>alsoの事例を詳しく見る

まとめ

モバイルオーダーのメリットと、飲食企業の導入事例について解説しました。 業務効率の改善だけでなく、顧客体験の向上にもモバイルオーダーシステムを役立てている企業が多く見受けられました。 自社の導入に悩んでいる方は、ぜひ他社の導入事例をご参考ください。

>>>モバイルオーダーシステム O:der Platform の導入事例をもっと見る
>>>O:derPlatformの詳細はこちら

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FOOD-IN編集部

FOOD-IN編集部ライターが未来の飲食店をつくるための経営ノウハウをどのメディアより”分かりやすく”をモットーにお届けします。