お客様がスマートフォンでQRコードを読み取り、料理の注文や会計を行う店内型モバイルオーダー。
業務効率化・顧客体験向上などを目的に導入されることが多くありますが、では実際、導入した飲食店ではどのような変化があるのでしょうか?
今回は、店内型モバイルオーダーを導入した飲食店でみられる3つの変化について、シュミレーションを交えながら解説します。
店内型モバイルオーダーとは?
店内型モバイルオーダーとは、店内飲食(イートイン)のお客様が、自身のスマートフォンから料理の注文や会計を行えるセルフオーダーシステムです。
QRオーダーやテーブルオーダーなど呼称されることもあります。
店内飲食を目的に来店したお客様は、テーブルに設置されたQRコードを自身のスマートフォンで読み込み、表示された料理メニューを閲覧します。メニューを選ぶと、そのまま注文することが可能です。モバイルオーダーシステムによっては、そのまま決済まで可能なものもあります。
>>>注文から決済まで可能な店内型モバイルオーダーシステム「O:der Table(オーダーテーブル)」
店内型モバイルオーダーで変わる3つのこと
店内型モバイルオーダーを導入すると、飲食店では以下3つの変化があります。
①注文受付業務・レジ業務が減り、調理や配膳に集中できる
②聞き間違えによる注文ミスが減る
③メニュー変更が簡単になる
ひとつずつみていきます。
①注文受付業務・レジ業務が減り、調理や配膳に集中できる
【課題】飲食店は業務が盛りだくさん
飲食店で働いていると、席のご案内から注文受付、配膳(包装)、会計...とやることは盛りだくさん。
そして忙しいときに限ってたくさん呼ばれたり、電話がかかってきたり...
料理できたよ!
すみませーん、〇〇一つ!
会計お願いします
(混乱)
一つの業務に集中できない...
【変化】店内型モバイルオーダーは、お客様の「すみません」が減る!
店内型モバイルオーダーは、お客様がスタッフを呼び止めることなく好きなタイミングで注文や会計を行うことができます。
そのため、これまで呼び出しによって中断されてきた調理や配膳などの業務に集中することができるのです。
どれにしようかなぁ〜。よしこれに決めた!送信!
僕は配膳とバッシングに集中。呼び止められないから順調に進められるな
店内型モバイルオーダーは、「忙しそうなスタッフを呼べない」「呼んでも来ない」といったお客様のストレスを軽減させるところも大きなポイントです。
ホール業務の削減=人件費削減にも!
ホール業務の削減はスタッフの負担を軽減するだけではなく、その分の人件費削減にもつなげることができます。店内型モバイルオーダーを導入した結果、月あたり10万円の人件費削減に成功したという事例も。
>>店内型モバイルオーダーの導入事例はこちら
おもてなし品質はそのままに、月あたり10万円の人件費削減を実現 (一家ダイニングプロジェクト/大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん)
②聞き間違えによる注文ミスが減る
【課題】飲食店の永遠の敵「注文ミス」
スタッフが口頭で注文を受け付けて注文ミスが発生してしまい、急いで最初から作り直す...というのはどこの飲食店でもあるあるです。
注文ミスの主な要因は、聞き間違い・端末の操作ミスなど。食材のロスにもつながってしまうため、極力減らしたいところです。
間違えられたお客様にとっても、心待ちにしていた料理が最初から作り直しとなった時のがっかり度は高く、お店にマイナスな印象を持ってしまいます。
申し訳ございません。こちらのミスでご注文と違うメニューが入っていたようで、今から至大急作らせていだだきます。お待たせしてしまい大変申し訳ございません。
せっかくお腹を空かせて待っていたのに、まだ待つのか...
お腹ぺこぺこ。
【変化】注文を入れるのはお客様自身。スタッフによる注文ミスがなくなる!
店内型モバイルオーダーは、お客様が自ら注文するため、スタッフの聞き間違いや端末操作による注文ミスを大きく減らすことができます。
食品ロスを防ぐことにもつながるため、店内型モバイルオーダーの導入は飲食店の経営を安定させる取り組みのひとつになるとも言えます。
メニューを覚えきれていない新人スタッフや外国人スタッフはどうしても注文ミスが多くなってしまいがちですが、店内型モバイルオーダーであれば、その懸念をなくして業務に励んでもらうことができます。
昨日から働く僕はまだメニューを覚えきれてないけど、ホールに出れている。気が重くなくていいな
新人スタッフ教育で最も時間がかかるのが、注文受付と会計。 店内型モバイルオーダーなら、その教育コストがが軽減され、採用したスタッフを即戦力にすることができます。
おもてなしに注力できる とこにも注目
店内型モバイルオーダー導入による注文ミス削減・業務効率化で余裕が生まれた結果、各テーブルへのおもてなしをより充実させることができたという事例もあります。
>>>できた余裕をおもてなしに注力した導入事例はこちら
非接触オーダーで“本物の接客“を実現!「俺の」が乗り出す次世代の店舗運営(俺の株式会社/俺の焼肉)
③メニュー変更が簡単になる
【課題】メニュー変更は、印刷コストやデザインコストがかかって重い
飲食店にとって欠かせない「メニュー変更」。
既存メニューの見直しや流行や季節による新メニュ追加など、お店のメニューに定期的に変化をもたらすことで、魅力的なお店・飽きないお店作りにつなげられるため、飲食店にとってはとても大切な工程です。
ただ、そこで負担になってくるのが「メニューブックの更新」。 デザイン代・印刷代・撮影代、そしてそれらを考える人的コスト...せっかく以前手間暇かけて作成したものが使えなくなってしまうのも、ネックの一つです。
そろそろメニュー変更したいけど、コストも時間もかかるからなぁ
簡単に変えられないもどかしさ。
【変化】店内型モバイルオーダーなら、数分でメニュー変更が可能!
店内型モバイルオーダーは、簡単にメニューを追加したり、表示順や写真を変更することができます。
ついついコストや手間を考えて、気軽には実行できなかった期間限定メニューやお試しメニューへの挑戦にも役立てることも◎
よし!明日から1ヶ月限定でこのセットメニューを出してみよう!
“シズル感”あるメニュー表現もできる
店内型モバイルオーダーには、デジタルならではの鮮明な画像や動画(※)で、紙メニューにはない“シズル感”あるメニュー表現ができるものもあります。※システムにより異なります
>>>デジタルメニューブックを活用した導入事例はこちら
「赤から」が取り組む、モバイルオーダーを活用した店舗運営の最適化(株式会社甲羅/赤から)
まとめ
ここまでモバイルオーダーを導入すると変わる3つのことについて解説しました。
お客様にとっても、飲食店にとってもメリットがある店内型モバイルオーダー。
自分のお店に導入した場合をイメージして、一度検討してみてはいかがでしょうか。
>>>導入4500店舗のモバイルオーダーシステム「O:der Platform」
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