Instagramに何を投稿したらいいかわからない?飲食店向け基本ご紹介

飲食店をInstagramで知って来店する人が増えています。集客ツールとして活用が必須とも言えるレベルに達しているInstagramの基本や活用方法を解説。第1回は、まずざっくり知っていただきたいInstagramの情報発信の方向性についてお話しします。

Instagramは難しくない。しかし根気が必要

お店のアカウントでなくても、なにかしらのSNSアカウントを日常的に利用している人は多くいると思います。

ですが、お店のアカウントとなると「なにを発信しよう?」「フォロワーが増えなくてなんのためにやっているのかわからない」と頭を悩ませてしまう方も多いのではないでしょうか。

お店でも個人でも、SNSであることには変わりありません。Twitterであれば140文字に言いたいことをまとめる、Instagramであれば写真や動画で伝えたいことを表現します。

ひとつひとつの投稿はあまり背伸びせず、定期的に更新し続けられるものを選びます。

フォロワーが増えないからと数ヶ月で諦めてしまうのではなく、こつこつと継続する根気が必要になります。

本記事では、SNSの中でもInstagramに絞り、まず安定的に投稿を続けるイメージを持っていただくべく、運用の方向性をざっくりご紹介。フォロワーの増やし方や、お店のアカウント用の設定については本連載の別回でお話しします。

パターン別に発信の方向性を考えてみよう

Instagramの投稿内容はアカウントによってさまざまですが、しっかり方向性を決めて運用している方がたくさんいます。なにも決めずにすすめてしまうと個人の日記のような内容になってしまい、知人以外から興味を持たれづらくなりがち。5パターンの例を見てみましょう。

カタログ系

Instagramカタログ系投稿の事例

  • ファッションやECに多い
  • 商品を綺麗に並べて世界観を伝えやすくする
  • ブランドの認知度に左右されるため、フォロワー獲得のハードルはやや高くなるが、投稿ひとつずつのクオリティを上げることで補えば、新規認知獲得に大きく貢献する
参考アカウント ジャンル 方向性
unico ライフスタイルEC 自社サイトで取り扱う商品を含む空間デザインを写真で表現して活用イメージを持ってもらいやすくしている
かなでもの インテリアEC 上記と同様。加えて、人物を配置するなどサイズ感も視覚的にわかりやすく表現
ohora Japan ネイルEC 自社サイトで取り扱うネイルチップを実際に女性の手につけ、かつ服や背景でシックorキュートなどをイメージしてもらいやすい表現に

最新情報発信系

Instagram最新情報発信系投稿の事例

  • お店やブランドの日々の活動を発信
  • 通常投稿だけでなく、ストーリーズやIGTVを活用して独自コンテンツを築く
  • 店員やキャラクターを強めにコンテンツに取り入れているケースも多い
参考アカウント ジャンル 方向性
sio 飲食店 当日の営業状況やメディア露出を頻繁に更新。鳥羽シェフも動画で登場するなどお店の特徴をSNSでも注目を集めるコンテンツ作りをしている
WINE MARKET PARTY ワインショップ 丁寧な説明テキストとともに、その日のおすすめ商品をアップ。担当部門別のスタッフが持ち回りで担当することで1コンテンツのクオリティを保っている
ロゴス公式 アウトドアブランド 単純な最新商品紹介だけでなく、”中の人”が積極的に露出してフォロワーとのコミュニケーションも頻繁に行う

ノウハウまとめ系

Instagramノウハウまとめ系投稿の事例

  • ある分野に特化した情報をInstagramに適したかたちでコンテンツ化
  • 料理レシピ、コスメ、お金の知識など、従来Webメディアが担っていた役割を、多くユーザーを持つSNSで展開
参考アカウント ジャンル 方向性
りこぴん 資産運用、住宅 自らの体験をもとに、生活に役立つ家づくりや家庭のお金事情のノウハウを発信。コンテンツの満足度が高いため、相談会などへの誘致も違和感なく行えている
kurashiru 料理レシピ 料理レシピを動画で発信。手順や編集の工夫により直感的にわかりやすいコンテンツに仕上げている
大人女子コスメ コスメ 価格や悩み、目的別に商品紹介。手書き風の装飾でアカウントのカラーを明確にし、投稿に表示された際に目を引きやすく、キャラクターを際立たせている

リポスト系

Instagramリポスト系投稿の事例

  • 来店されたお客様がアップしてくださった投稿をリポストする
  • 中食やファンの熱量が高いカテゴリの商品に多くみられる
参考アカウント ジャンル 方向性
オトナ旅。 トラベル 旅系のコンテンツは出張によるコストが嵩みやすいが、ユーザーの投稿を活用することで幅広い地域の紹介を実現している
Honda Bike オートバイ バイクはファンの熱量が高いため、ユーザーの投稿をホンダ公式がリポストすることでエンゲージメントを上げている。かつファンの生の声も収集でき、補正のかからないアンケートの役割も果たす
おうちごはん編集部 料理レシピ 今日マネしたくなるアイデアレシピや、盛り付けの工夫でワンランク上の仕上がりになるレシピを紹介。参加型をベースにすることで、メーカーコラボ企画も自然に織り込めている

クリエイター系

Instagramクリエイター系投稿の事例

  • デザイナーやイラストレーターの方など
  • 自分の作品を投稿する
  • 最近はシンプルな作品投稿にとどまらず、ノウハウ公開などの工夫がプラスされているケースも多い
参考アカウント ジャンル 方向性
ショウマ 動画/画像制作 スマホを使った写真・動画の撮り方の過程を紹介。完成作品とあわせて見せ、興味だけにとどまらず、マネしたくなるコンテンツに
SHIHO ヘアスタイル ヘアスタイリストの知識を活かし、スタイリングのコツを紹介。積極的に顔出し・コミュニケーションを撮ることでファンの醸成も行う
やまもとりえ 漫画 育児コンテンツを中心とすることでターゲットもある程度絞られるかつ、投稿内容もブレずに運用されている

普段個人でなんとなくInstagramを楽しんでいる方も多いと思いますが、こうして見てみると、アカウントごとにしっかり伝えたいことを考えて運用されていることがわかります。

飲食店の場合、最新情報発信系を中心に、ストーリーズでリポスト系を織り交ぜ、一般ユーザーと積極的に接点を持つかたちが好相性です。くわえて、ECを展開しているお店の場合はショップ機能でカタログ系を使えるとバランスがよくなります。

まずは知っている機能から使えばOK

ストーリーズやショップ機能は必ずしもはじめから使わなくてもアカウント自体は運用できます。くわしくは別の回でもご紹介しますので、わかる範囲で読み進めてください。

運用イメージ

まずは安定的に投稿することからスタート

投稿を習慣づけるところからはじめてみましょう。

投稿する情報は「本日のおすすめ」「今日も営業開始!」「限定メニュー」など投稿しやすいものからでOK。継続することが非常に大切な第一ステップになります。

毎日投稿内容に悩むと継続がおっくうになってくるので、事前に方向性をいくつか考えておくとスムーズです。

たとえば…

  • 今週の営業情報(毎週月)
  • おすすめメニュー写真(毎週火・木・土)
  • テイクアウト情報(毎週水・日)
  • 焼いてる様子の動画(毎週金曜)
    など。

毎日1投稿を目指そう

上記はあくまで例なので、曜日ごとにコンテンツをわけなければいけないわけではありません。投稿ネタに困らない場合は、上記のうちひとつの軸のみでスタートさせても問題ありません。習慣化するために、毎日1投稿を目指してみましょう!

一般ユーザーとの交流

一般ユーザーと交流する方法はたくさんありますが、代表的なものとしては以下が挙げられます。

  1. 自分のストーリーズにユーザーのアカウントを記載する
  2. 自分の通常投稿にユーザーのアカウントを記載する
  3. 自分のお店のことを紹介してくれたストーリーズをリポストする
  4. 自分のお店のことを紹介してくれた通常投稿にコメントかいいねする

1と2は、ある程度慣れてからでないと少しためらってしまうかもしれませんが、3と4であればハードルが低いのでおすすめです。

ストーリーズは、Instagramの上部に表示されるもので、投稿された情報は基本的に24時間しか残りません。後に残らないため気軽に使え、多くの人が活用しています。お客様がストーリーズにあなたのお店について投稿してくれた場合は、積極的にリポストしましょう。お店公式のアカウントがチェックしているとわかるので、喜んでいただけることが多いです。

お店について投稿されたときはどうやって知る?

誰かがあなたのアカウントについて投稿すると、メッセージボックスに通知が届きます。通知を開くと対象の投稿が表示されます。

Instagramのストーリーズ活用の例

たとえばストーリーズの場合はこのような通知がきますので、「ストーリーズに追加」をタップすると投稿できます。 このとき「ストーリーズに追加」というボタンが表示されない場合は、投稿したユーザー側で公開範囲をあえて絞っている可能性がありますので、無理にリポストしないようにしましょう。

ストーリーズではなく、通常の投稿をしていただいた場合は、感謝の意を伝えるコメントを残してみましょう。なお、通常の投稿はストーリーズと異なり、リポストの可否はユーザーによるので、運用に慣れてから検討することをおすすめします。

自分のお店の投稿を探してみよう

Instagramには検索機能があるので、自分のお店について誰かが情報発信しているかチェックしてみることをおすすめします。

検索窓に自分のお店の名前を入力してください。 関連する投稿を見つけたら、いいねやコメントをしてみましょう!

複数のSNSを並行して運用する場合、単純なリンク共有形式は避けたほうがいい

特にTwitterやFacebookでよくみられますが「Instagramを更新しました。https://instagram.com/〜」といった更新情報を自動で投稿できる設定にされているケースがあります。

便利な機能ですが、無機質な更新情報を流してばかりいるとと、フォロワーが減ってしまう可能性もありますので、できれば各SNSに適したかたちで投稿するのがベストです。

Twitterの改善すべき運用方法の例
あなたのアカウントをTwitterで発見→アカウントを見にいく→Instagramの更新履歴ばかりが…

たとえば「Instagramもあります!日々の営業状況やおすすめメニューをご紹介してますので、ぜひフォローしてくださいね!」とTwitterで投稿し、ピン留めしておくこともできます。すべて完璧に運用するのは難しいかもしれませんが、SNSを使うことに慣れてきたら、こういった”違和感”も徐々に解消していきましょう。

まずは毎日のスキマ時間でアカウントに触れてみては

今回はここまでです。聞き慣れない言葉が出てきた方もいるかもしれませんが、使うことで徐々に慣れてきます。Instagramは直感的な操作がしやすい設計になっていますので、やってみることがマスターへの近道になります。

次回は「飲食店として情報発信するためのInstagram設定方法とは?」についてご紹介します。