​​モバイルオーダーの仕組みを解説!システム構造から飲食店側のオペレーションまで

人手不足・コロナウイルス対策・業務効率化、飲食店を悩ませる課題に対する解決策として注目を集めるモバイルオーダー。現在は、マクドナルドやスターバックス、丸亀製麺や吉野家といった大手飲食企業でも多く活用されています。

今回はモバイルオーダーの仕組みについて、システム構造からお客様の注文手順、飲食店側の具体的なオペレーションまで詳しく解説します。

モバイルオーダーとは?

店内型モバイルオーダー

モバイルオーダーは、お客様が自身のスマートフォンやタブレット端末を使用して、料理などを注文するサービスの総称です。
モバイルオーダーには、テイクアウト向けの店外型モバイルオーダー・イートイン向けの店内型モバイルオーダー・先会計を行うキャッシュオン型モバイルオーダーの大きく分けて3種類があり、飲食店は業態や使用用途に応じて、店舗に合った種類のモバイルオーダーを選びます。

モバイルオーダーの種類やメリットはこちらの記事でも

モバイルオーダーとは?導入するメリット・デメリットを店舗/お客様側視点で徹底解説
モバイルオーダー導入の飲食企業8選!活用法や導入メリットも紹介
飲食店の“モバイルオーダー需要”ってどうなの?最新動向をふまえて徹底解説
モバイルオーダーのPOS連携について解説!仕組みからシステム選定のポイントまで
モバイルオーダー13個のメリット!飲食店が今モバイルオーダーを導入する理由とは?

モバイルオーダーの仕組みを解説

モバイルオーダーのシステム構造やモバイルオーダー別の流れについて、それぞれ解説していきます。

モバイルオーダーの仕組み ーシステム構造編ー

モバイルオーダーの仕組み

お客様が閲覧するモバイルオーダーの注文ページは、導入しているモバイルオーダーのシステムサーバーにメニューや店舗情報などを登録することで作成されます。(①)

注文ページはwebタイプとアプリタイプの2種類があり、お客様は自身のスマートフォンやパソコンから、それぞれに応じた方法で店舗の注文ページにアクセスします。表示された注文ページからメニューを閲覧し、好みのメニューをカートに追加し終えたら、注文を送信します。(②)

注文データはモバイルオーダーのシステムサーバーを通じて、店舗にある注文管理タブレット・スタッフ専用端末・プリンターなどに送られ、スタッフは各機器から注文データを確認し、調理を行います。(③、④)

モバイルオーダーの仕組み ー注文の流れ編ー

店外型モバイルオーダーの仕組み

モバイルオーダーを操作する女性

注文ページへのアクセス〜注文、決済

店外型モバイルオーダーでは、はじめにお客様は対象店舗の注文ページにアクセスします。

注文ページはwebタイプとアプリタイプがある

モバイルオーダーの注文ページは、モバイルオーダーシステムによりwebタイプとアプリタイプがあります。
webタイプの場合はホームページや公式SNS、Googleマップ等に貼り付けた専用のURLから、アプリタイプの場合は、対象アプリをダウンロードすることで注文ページへのアクセスが可能な仕組みです。

注文ページへアクセスしたお客様は、表示されたメニューを閲覧し、注文したい商品を選択していきます。

決済まで可能なモバイルオーダーの場合は、全ての商品を選び終えると決済へ進みます。
決済方法には、クレジットカードやQRコード決済などがあり(※)、お客様は利用したい決済方法を選択したのち、詳しい情報を入力します。 ※利用できる決済方法はモバイルオーダーシステムにより異なります。

そのほか、お客様の名前・連絡先・商品の受け取り日時など、記載された必要情報を入力し終えたら、確定ボタンを押して注文完了となります。注文送信後は、お客様番号・注文番号など、受け取り時に必要な照合番号が自動で与えられます。

注文受付〜調理

お客様の注文データは、注文管理タブレット・スタッフ専用端末・プリンターなど、店舗にある専用機器に送られます。
スタッフは、記載されている注文メニュー・受け取り日時・注文番号を確認したのち、受け取り日時に合わせて調理を開始します。

調理完了〜お渡し

調理が完了すると、店舗はお客様に調理完了の通知を送ります。※通知の有無・送り方は、モバイルオーダーシステムにより異なります

通知を受け取ったお客様は店舗に行き、レジや受け取り窓口でスタッフに注文番号を伝えます。
スタッフは、お客様から提示された注文番号と用意した商品の注文番号を照らし合わせ商品をお渡しします。

>>>店外型モバイルオーダーをもっと知る
店外型モバイルオーダー「O:der ToGo」

>>>店外型モバイルオーダーの具体事例はこちらで確認
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店内型モバイルオーダーの仕組み

店内型モバイルオーダー

注文ページへのアクセス〜注文

店外型モバイルオーダーでは、はじめに店舗のテーブルに設置されたQRを読み込んで注文ページにアクセスします。

注文ページへのアクセスは、QRコードを読み取る仕組みが多い

注文ページへは、専用のQRコードを読み取ってweb上のページへアクセスする仕組みが主流です。
モバイルオーダーシステムによっては、LINE公式アカウントの画面からアクセスしたり、公式アプリ上に店内型モバイルオーダーのシステムが入っていたりする場合もあります。

注文ページへのアクセス後は、表示されたメニューを閲覧し、注文したい商品をカートへ。
注文したい商品を全て選んだら送信します。

追加の注文は、もう一度注文ページにアクセスすることで可能です。

注文受付〜調理、配膳

お客様からの注文データは、店舗にある専用機器に送られます。(注文管理タブレット・スタッフ専用端末・プリンターなど)
スタッフは、注文された商品を確認し、調理を開始します。

商品が出来上がると、ホールスタッフは注文したテーブルを確認し、商品を運びます。

会計〜退店

会計方法はモバイルオーダーにより様々な方法があります。
食事が終わった後にスタッフを呼んでレジで会計をする場合もあれば、注文ページに会計機能があり、ページからそのままキャッシュレス決済が行える場合もあります。

モバイルオーダーによっては、PayPayなどのQRコード決済や電子マネー決済を利用できるシステムもあり、店舗に合った仕組みを選ぶことが可能です。

お客様の会計が完了すると、モバイルオーダー内のテーブル情報はリセットされ、次のお客様の利用が可能になります。スタッフは通常通りテーブルのバッシングを行い、次のお客様をお迎えします。

>>>店内型モバイルオーダーをもっと知る
店内型モバイルオーダー「O:der Table」

>>>店内型モバイルオーダーの具体事例はこちらで確認
モバイルオーダー導入の飲食企業8選!活用法や導入メリットも紹介

キャッシュオン型モバイルオーダーの仕組み

キャッシュオン型モバイルオーダー

来店されたお客様は、カウンターなど店舗内にあるQRコードを読み取って(※)、注文ページにアクセスします。※注文ページへのアクセスは、QRコード以外にもLINE公式アカウントを利用した方法や、公式アプリを活用している場合もあります。

多くの場合、先にイートイン・テイクアウトをモバイルオーダー上で選んだ後、メニューを選び、注文します。

キャッシュオン型モバイルオーダーとは?

キャッシュオン型モバイルオーダーは、飲食前に会計を行う業態向けのモバイルオーダーです。 イートイン・テイクアウトがどちらも利用可能なカフェやファストフード店で多く用いられています。

キャッシュオン型モバイルオーダーについて、詳しくはこちら

会計〜注文完了

決済方法は、モバイルオーダーにより様々です。
例として現金やクレジットカード、QRコード決済や電子マネー決済などがあり(※)、お客様は利用したい決済方法を選び、決済に進みます。※利用できる決済方法はモバイルオーダーシステムにより異なります。

決済方法の他にも、システムにより必要な情報(名前・連絡先など)を入力し、注文完了します。
注文完了すると、登録したメールアドレスやLINEなどの通知方法へ、受け取り時に必要な照合番号が送られます。

注文受付〜調理、お渡し

お客様から送信された注文データは、注文管理タブレット・スタッフ専用端末・プリンターなど、店舗にある専用機器に送られます。
スタッフは、イートインとテイクアウトどちらの注文か・記載されている注文メニューを確認し、調理を開始します。

商品が出来上がると、店舗は注文完了の操作を行います。
店舗やシステムによっては、店頭のサイネージに出来上がった注文番号が表示されることもあり、お客様はその表示を見て受け取りに来られます。
受け取りに来られたお客様の注文番号と、商品の番号を照らし合わせ、商品をお渡しします。

>>>キャッシュオン機能付きのモバイルオーダーをもっと知る
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まとめ

モバイルオーダーの仕組みについて、システム構造と種類別の流れを解説しました。
自店舗に導入した時、スタッフはどういったオペレーションになるか、お客様はどのように注文するかをイメージする参考にしてみてください。

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written by

FOOD-IN編集部

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