FOOD-IN編集部が注目の飲食店をピックアップ!今回は、世界初の日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」により、かつてない日本酒体験を味わえる日本酒バル「AKA-KUMA(アカクマ)」をご紹介します。
150種の日本酒が楽しめるバル「AKA-KUMA」
新宿西口駅より徒歩4分の距離にあるこちらのお店。2021年4月にOPENした日本酒バル「AKA-KUMA(アカクマ)」です。
AKA-KUMAでは、定番から個性的なもの、希少価値の高いものまで、日本全国から選りすぐった日本酒を150銘柄のなかから楽しむことができます。
日本酒との最高のペアリングを提供するべく、料理にもこだわりをみせる同店。旬のものを中心に、魚介類からお肉、野菜まで、厳選された食材を使った最高の料理が揃います。
世界初・日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」を導入
AKA-KUMAで注目したいのが、日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」。
「KAORIUM for Sake」とは、なかなか表現することが難しい日本酒の風味を言葉で可視化するAIシステムです。
たとえば、「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」などを耳にしたことがあるかもしれません。こちらは原料や製造方法により区分けされるもので、ある程度の傾向はありますが、使われる銘柄などによっても味は変わるので、くわしくないと一概にどんな味なのかは判断つきません。
「KAORIUM for Sake」のシステムが搭載されたタブレットでは、日本酒の風味を「すずしげ」「ふくよか」「あたたかみ」という独自の3要素のバランスで可視化。さらに、そこに「ライチ」「百合」などのフルーツや花、ときには「風に揺れるヤシの実」などの情景でたとえた香りや印象をつけくわえることで、直感的にイメージしやすく表現されています。これを参考に自分好みの日本酒を注文することができるというわけです。
「KAORIUM for Sake」は数多い日本酒の中から好みのものを選ぶだけにとどまりません。
注文した後も、言葉を眺めることで新たな風味に気づけることが「KAORIUM for Sake」最大の醍醐味。
同システムで既に表現された言葉を意識しながら味わうと、「確かにライチっぽいな」といった、今まで感じることのできなかった味に気付けるなど、日本酒をよりいっそう奥深く味えるのです。これは新しい日本酒体験!
"今までにない「お酒と料理」の提案をする”
「KAORIUM for Sake」を監修し、同店のオーナーも務めているのは、酒ソムリエの赤星慶太さんです。
赤星さんは高校卒業後、ワインに魅せられてソムリエスクール入学しワインソムリエと唎酒師免許を取得。1998年に地酒のインポーターとして渡米し、その後16年間ニューヨークを拠点として地酒を全米に広める活動を続けてきました。
自身のお店を開くため、拠点を本国・日本に戻した赤星さん。AKA-KUMAのOPENに関して以下のようにコメントしています。
「日本酒はただ酔うためだけにある訳ではなく、人生を豊かにしてくれるツールの一つ。まだ魅力を知らない方々のために、AKAKUMAでは"今までにない「お酒と料理」の提案をする”をコンセプトに、日本酒を好きになってもらうための最高のペアリングを提唱します。好きになるきっかけとなる場所として、ここAKA-KUMAから日本酒の魅力をより多くの人たちに伝えたいです(AKA-KUMA 公式サイトより引用)」。
祝・再開!
緊急事態宣言とまん延防止等重点措置に伴い、OPENから一時休業をしていた同店ですが、ついに7/13(土)営業再開となります!
再開後しばらくは、カウンター6席、個室1席の特別空間「別邸 赤くま」のみの営業予定。完全予約制なので、行く前は予約をお忘れずに。
AKA-KUMA公式Twitterにて最新情報が更新されているので、気になる方はチェックしてみてください。
最新AIと世界のソムリエオーナー、二つの角度で日本酒の魅力を存分に楽しめるバル「AKA-KUMA」。
これまでにない、新しい日本酒をぜひ体験してみてください。
日本酒バル AKA-KUMA
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-15-17 東光ビル1F
詳しくは公式サイトをご確認ください
03-5937-2485
「飲食トレンド最前線」連載一覧はこちら
めまぐるしく移り変わる飲食業界。
タイムリーなトピックスや、一歩さきゆく飲食店のご紹介など、さまざまな角度から“最前線”を切り取ります。
written by
FOOD-IN編集部
FOOD-IN編集部ライターが未来の飲食店をつくるための経営ノウハウをどのメディアより”分かりやすく”をモットーにお届けします。