【2021年最新】飲食店のInstagram運用 ~分析編~

飲食店をInstagramで知って来店する人が増えています。集客ツールとして活用が必須とも言えるレベルに達しているInstagramの基本や活用方法を解説。第4回は、飲食店としてよりターゲットに響く投稿をしていくために欠かせない、投稿の分析方法についてお話しします。

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【2021年最新】飲食店のInstagram運用 ~予約投稿編~

ユーザーに響く投稿を行うためには「分析」が必要

多くの飲食店さんのInstagram運用の最終目的は「お店を利用してもらうこと」ですよね。お店を利用してもらうことに繋げるには、当然ながらよりユーザーに響く投稿を行っていく必要があります。しかしただ投稿を行っているだけではユーザーに響く投稿ができているか・響く投稿とは何かが分かりません。そこで必要になってくるのが「分析」です。

分析って、具体的には?

ユーザーの反応がよかった投稿・悪かった投稿を数字で把握し、その投稿の写真の構図・投稿時間・ハッシュタグ・説明文など、どの要素が反応の理由になったかを考えます。これが分析です。分析の結果、好反応となる投稿の傾向が掴めたら、次の投稿に活かします。これを繰り返していくと、徐々にアカウント全体がユーザーに響くものとなり、運用の目的であるお店の利用に繋げることができるのです。

ただ投稿数を増やしたり、いいね!の数を見るだけではダメなのか。分析を行うのはよりユーザーに響く投稿をしてお店の利用に繋げるためなんだね。

分析を行う際に役立つのが、アプリ内にある「インサイト機能」。今回はこのインサイト機能の見方と、見るべきポイントを詳しくご紹介していきます。

インサイト機能を使った分析方法

分析は、アカウント分析(全体)→投稿分析(個々)の順で行おう

アカウント分析は、投稿全体の表示回数やフォロワー数などアカウント全体単位、投稿分析は投稿の表示回数やアクション数などを投稿単位で分析することを指します。分析を行う際は、まずアカウント全体にかかわる数値の推移をみながら、日々どのように数値が変化しているのか・その理由は何が考えられるかといった点を洗い出し、良かった点は再現できるように、良くなかった点は改善するための方法をかんがえます。その後全体を作り上げている要素である各投稿の数値を見ていき、好反応な投稿の傾向をさぐっていく。という流れで行いましょう。

アカウント分析の見方

アカウント分析を行う際は、プロフィール下にある「インサイト」からデータを確認します。ここでは大きく分けて、概要とオーディエンスという項目があります。概要ではアカウント全体に関する、オーディエンスはフォロワーに関するデータを見ることができ、概要ではさらに「リーチしたアカウント」と「コンテンツでのインタラクション」の2つを確認できます。順番に見ていきましょう。 インサイト画面

■リーチしたアカウント

リーチしたアカウントでは、「リーチしたアカウント数」「インプレッション」「アカウントアクティビティ」の3種類を確認することができます。 リーチしたアカウント

リーチ数:閲覧した人(アカウント)の数
インプレッション:投稿が画面に表示された数
アカウントアクティビティ:あなたのアカウントに対して行われたアクション数

ここで見るポイント:「プロフィールへアクセス数」

プロフィールへのアクセスは投稿からお店に興味を持った証拠です。プロフィールは店舗の詳しい情報を表示させられることはもちろん、フォローボタン・webサイトのURL・電話ボタンなど、いわゆる店舗のSNS上の入口となっているため、プロフィールにアクセスしてもらうことは、店舗のSNS運用においてとても重要になってきます。リーチしたアカウントではこの「プロフィールへのアクセス数」をどのくらい得られているか、という点に着目しましょう。

プロフィールへのアクセス数を増やすためには?

投稿に「他の投稿もチェック!」や「詳しくはプロフィールへ」などの誘導を入れるようにしましょう。また、表示したプロフィールが古い情報のままだと、せっかくきてくれたユーザーにさらなる興味や次のアクションを促すことができないため、プロフィールは最新の情報を載せるようにしましょう。

■コンテンツでのインタラクション

コンテンツでのインタラクションとは、投稿に対して行われた、いいね!やコメントなどのアクション数を指し、こちらは投稿種類単位で確認することができます。

コンテンツでのインタラクション

インタラクション:投稿に対するアクション数(いいね!やコメントなど)

■オーディエンス

ここでは指定した期間内の新規フォロー数とフォローをやめた数、その他フォロワーの年代・性別・アクティブな時間帯・平均滞在時間などがグラフで確認できます。ただしこちらはフォロワー数が100人以上にならないと確認できない機能となっています。

ここで見るポイント:フォロワーがお店のターゲットと合っているか

例えば「女性・20代30代」をお店の顧客ターゲットとしている場合は、フォロワーも「女性・20代30代」が多いかどうかを確認します。もしズレている場合は投稿の見直しを検討する必要があります。また、フォロワーがターゲットとずれていたとしてもフォローをしているということは、あなたの投稿に興味を持っている証拠です。自分の投稿が客観的に見てどんなユーザーにささっているのかという分析に役立てることもできるため、オーディエンスは定期的に確認するようにしましょう。

狙ったターゲットに響く投稿への見直し方

投稿の見直しを行う際は、狙いたいターゲット層の反応が大きかった投稿の写真の対象・投稿時間・ハッシュタグ・説明文などを参考にし、他の投稿へ反映させていきましょう。また最大30個まで入れられるハッシュタグに、ターゲットに響くものが含めているかどうかも見直しのポイントです。

うちは若い女性をメインターゲットにしたお店で、おしゃれな投稿を載せているけど、なぜか男性のフォロワーが多い。これってどういうことなんだろう?お店のコンセプトを考え直すべきってことなのかな?

そうとは限りません。たとえば、Instagram上の写真にきれいな女性が多く登場するなど、「お店」よりも「投稿」に対して男性にとっても関心が高いものが多い場合、そういったことも起こる可能性があります。その分女性のフォローもいれば問題ありませんが、意図と大きく異なるユーザーからのフォローしかない場合、まずは投稿する内容を再考するべきです。必ずしも「アカウントのフォロワー=お店の支持者」だけではないことを理解しましょう!

投稿分析の見方

アカウント分析が終わったら、続いて投稿分析を行います。まずは通常投稿(フィード投稿)から見ていきましょう。

■通常投稿(フィード投稿)

通常投稿の分析を行う場合は、対象の投稿を選択し、画像下に表示される「インサイトを見る」というバーを確認します。

投稿分析_フィード

■インタラクション数
この投稿から実行されたアクション:この投稿からプロフィールに閲覧された回数や返信数などの合計数
プロフィールへのアクセス:この投稿からプロフィールが閲覧された回数
返信:この投稿への返信数 など

■発見
リーチしたアカウント:投稿を表示したアカウントの数
フォロー数:この投稿からフォローしたアカウントの数
リーチ数:投稿を表示したアカウントの数
インプレッション数:投稿を表示した数
ハッシュタグ:ハッシュタグを検索した時に表示された数
ホーム:ホームボタンを表示した時に表示された数
プロフィール:プロフィールを表示した時に表示された数

■ストーリーズ投稿

ストーリーズ投稿の分析を行う場合は、対象の投稿を上にスワイプすると表示されるようになっています。なお、ストーリーズは投稿から24時間経過すると分析が可能となり、過去30日間の投稿に関するデータを確認することができます。

投稿分析_ストーリーズ

インタラクション:このストーリーズから実行されたアクション数
リーチ数:閲覧したアカウント数
インプレッション:表示された回数
フォロー数:このストーリズからフォローを始めた数
ナビゲーション:ストーリーズを見た後の行動(次へとストーリーズからの移動)

ここで見るポイント:「インプレッション数」と「インタラクション数」

Instagramの運用で効果を出すためには、まず何よりもユーザーに投稿を見てもらうことが大切です。そして見てもらうために重要なのがユーザーとの関係性です。関係性とは、簡単にいうとそのユーザーの興味とあなたの投稿がどれだけ近いかを表します。Instagramの発表によると、フィードや検索で優先的に表示される投稿は、よりそのユーザーとの関わりが深いと判断されているアカウントであると言われています。

関係性は具体的になにで決まるのか?

あなたのアカウントとユーザーとの関係性は、

・あなたの投稿へのアクション(いいね!やコメント、保存など)回数
・あなたの投稿と似ている投稿をよく見ている
・ユーザー自身の投稿とあなたの投稿が似ている

などで深さが決まってきます。

ここで登場するのが、「インプレッション数」と「インタラクション数」。ちょっとむずかしい表現にみえますが、Instagramインサイトで使われることばなので表現を変えずにご説明します。

インプレッション数:投稿を表示した数
インタラクション数:投稿に対するアクション数(いいね!やコメントなど)

たとえば「デカ盛り」に興味があるユーザーが、Instagramで「デカ盛り」のハッシュタグで検索したり、そのような投稿にいいね!をよくしているとします。あなたの投稿でも似た投稿があれば、ユーザー側がハッシュタグ検索をした時に見つけたり、発見タブで上位に表示されやすくなります。すると、もともとあなたのアカウントやお店のことを知らないユーザーでも「Instagram上で見つける」ことにつながります。

こういった流れをたくさんつくれると、結果的にインプレッション数が上がります。すると同時にインタラクション数も自然と上がりますが、さらにあなたの投稿に工夫をくわえれば、さらによい反応を得られます。

Instagram上での反応がすべてお店の集客に繋がるとは限りませんが、このように「誰に見てほしいか」「どんな反応があるか」を認識して投稿をつくり続けることで、お店のターゲットとなるユーザーの目にとまる機会を増やせます。地道ではありますが、めげずに続けることでグッと数値が大きくハネるタイミングが訪れるでしょう。すると「Instagram見て来ました!」というお客様をお店で迎える機会が徐々に増え、集客の実感につながります。

改めて大事な確認ポイントは、

・関係性があるユーザーが増えているか
・投稿からアカウントに興味を持ってくれてたユーザーがどのくらいいるか

上記2点を数字で確認するのがそれぞれ「インプレッション数」と「インタラクション数」となるため、この2つの指標は注目してみるようにしましょう。

関係性を深める(インプレッション数を上げる)ための取り組み例

・コメントへの返信をする
・フォロワーがアクティブな時間に投稿する
・ハッシュタグを付ける
・お店に関する投稿へコメントする

などが挙げられます。できる取り組みから始めてみましょう。

クリエイタースタジオを使えば、PCでも閲覧可能

クリエイタースタジオ_ログイン画面 前記事でもご紹介した公式ツール「クリエイタースタジオ」を使えば、これらの分析をPCで行うことも可能です。ただし、見れる項目に限りがあるためより細かくデータを見るならアプリ内のインサイト機能利用がおすすめです。有料の分析ツールも多数存在しますが、アプリのインサイト機能で把握できる情報は十分多いので、まずはアプリ内で分析をしてみましょう。そして見るべき数字や改善方法が分かった後、なお扱いにくかったりアプリ内では分からないデータがあった際などに、導入を検討するとよいでしょう。

分析と改善を繰り返して、お店にった投稿を模索しよう!

見慣れない言葉や数字と向き合う分析は、最初はなかなか大変かもしれません。しかし継続して見ていくと、自分の投稿やユーザーの傾向がだんだんと分かるようになり、改善によって効果が現れると楽しくなってくるものでもあります。まずは、インサイトを見る習慣を付けることから始めてみましょう!