FOOD-IN編集部が注目の飲食店をピックアップ!今回はおよそ半年の改装休業を経て生まれ変わった「東京焼肉 平城苑 浅草総本店」をご紹介。感動のその内容に加え、リニューアルの背景にある平城苑の想い、そして創業51年目を迎えた同社が目指す未来に迫ります。
浅草の名所「平城苑」がリニューアルOPEN!
浅草雷門通りに立ち並ぶ数々の飲食店の中でも、ひときわその存在感を放っていた「焼肉 平城苑 本館 浅草雷門店」が半年間の休業を経てついに「東京焼肉 平城苑 浅草総本店」として2021年7月15日(木)にリニューアルオープンします。
今回はメディア向け先行お披露目会にFOOD-IN編集部も参加。新しく生まれ変わった総本店、そして平城苑が目指していく未来をたっぷりとご紹介していきます。
創業51年を迎えた平城苑が目指す“これから”
平城苑といえば、全国の有名産地から黒毛和牛を一頭買いし、自社の加工場でじっくり熟成させてからお客様に提供するというこだわりをもつ老舗焼肉店。1970年の創業から培われてきた仕入れの目利き力・加工の技術力で提供される和牛はすべてA5等級と、おいしさはもちろん安心・安全かつ安定した品質の和牛が楽しめます。
そんな平城苑は今年で創業51年目を迎えたことを期に、「これから先も和牛を極め続け、日本が誇る和牛の美味しさを世界に広めていく」という決意を込めた新たなコーポレートブランディングを発表しました。
「飲食店舗に限らず和牛に関連する事業に携わるという決意として、“和牛のオールラウンドカンパニー”を目指すことをミッションとし、創業当初からこだわり続けてきた和牛の美味しさを、未来永劫多くの方々にお伝えし続けます」。
そうお話するのは、株式会社平城苑 専務取締役の近藤昭人さん。
「あらたなブランドコンセプトは「和牛を極める。美味しさをつなぐ。」。一頭買いだからこそできる安定した品質と美味しさの追求、一頭買いからはじまるこだわりの料理とおもてなしをお客様に約束し、これからも和牛を極め続け、日本が誇る和牛の美味しさを世界に広めていく平城苑の使命を表しました」。(近藤さん)
ブランドコンセプトにあわせ、今回はロゴマークも一新。リニューアル記念として、「平城苑メダル獲得キャンペーン」も開催されます!
内容は、5000円以上の利用で1枚、15,000円以上の利用で2枚のスクラッチカードが渡され、その場で削ってメダルが出たら対象の食事サービス券または割引チケットが獲得できるというもの。
ハズレた方でも対象の日付までに必要事項を記入のうえ応募すると、抽選で100名に黒毛和牛焼肉セットがプレゼントされます。期間は2021年7月23日(金)~8月8日(日)まで、対象は「焼肉 平城苑」「東京焼肉 平城苑」の22店舗となっています。
平城苑が描く未来がつまった総本店
そんなあらたなブランドコンセプトを体現したのが今回の「東京焼肉 平城苑 浅草総本店」です。全国に展開するすべての平城苑の旗艦店として、最高級の商品とサービスを提供する「TOP OF 平城苑」として、浅草にリニューアルオープンすることとなりました。
外観内観のコンセプトはずばり「浅草」。日本を代表する観光名所の町に溶け込みながらも存在感ある外観は、浅草の三社祭を思わせるにぎやかで華やかな神社仏閣をコラージュしてどっしりと表現されています。
そして筆者が個人的に嬉しかったのは“あの”名物和牛オブジェが健在だったこと!店前に構える3体の和牛は、旧店舗に引き続きお店の守り神としてこれからもお客様を迎え続けます。
内観には節のない枡目の白木を効果的に用いて優雅な日本らしさを強調。装飾には伝統工芸品である一点物の瓦のオブジェや獅子が使われており、迎賓館や神社仏閣でおなじみの折り上天井には、あえて西洋文化で使われる柱のデザインを組み込み、新しい和洋折衷が表現されています。日本人はもちろん、近い将来また訪れてくれるであろう海外の方々にも喜ばれること間違いなしの仕上がり!
1階と2階はテーブル席、3階は掘りごたつ形式で構成されています。
ゆとりのある店内の中でも、2階は9室の完全個室フロアとなっており、高いレベルの肉の知識・焼く技術・サービススキルを備えた平城苑認定の「ニクシェルジュ」が常にスタンバイ。特別なプライベート空間で、最高品質の和牛を最高の食べ方で味わうことができます。(ニクシェルジュは平城苑の社内資格。試験に通過したスタッフのみに与えられるもので、今後は各店舗に1名ずつ配置されるのだそう!)
牛一頭買いを存分に楽しむ新メニューも!
そんな浅草総本店のメニューコンセプトは「王道の焼肉、されど一食の価値あり」。
「コンセプトには、平城苑の原点に回帰してこの50年間培った和牛に対するこだわりを改めて表現するという想いを込めました。創業当初、いかに平城苑らしさを表現し、和牛の魅力を広く伝えていくかという模索の結果で導きだしたのが「和牛一頭買い」という答えです。今も、そしてこれから先も続けるこのこだわりを、浅草総本店を旗艦として全国の平城苑でより一層表現していきます」。
そう力説するのは、株式会社平城苑 商品開発部・ブランドマネージャーの宮田真介さん。
今回はリブランディングに伴い、平城苑のアイデンティティである一頭買いをより楽しめるメニューやコースも新たに発表されました。
浅草総本店の看板「和牛一頭コース」
浅草総本店いちおしの看板メニューは「和牛一頭コース」。一頭買いを体験するということをテーマに、頭から尻尾までを様々な食べ方でめぐっていくという、まさに平城苑の強みを活かした総本店限定の特別コースです。
コースには精肉以外にも、内臓や普段あまり食べる機会のない脛肉、アキレス腱、筋や骨から抽出したブイヨン、和牛の脂まで一頭余すことなく使われており、SDGsの概念も取り入れられています。
<コース内容>
前菜
サラダ
【頭】から2種のお肉
【うで・肩】から2種のお肉
【アキレス腱】をトロトロに煮込んだスープ
【腹】から2種のお肉
【内臓】から2種のお肉
【筋】から抽出したブイヨンのジュレ
【もも・尻】から2種のお肉
【脚】の挽肉入りトゥブチョリムごはん
【背ロース】のにくすき
【テール】を入れた【骨】スープのつけ麺
デザート
9つの希少部位を楽しむ「味九らべ」
「味九らべ」は9つの希少部位を1枚ずつ、好きな順番でじっくり味わえるおひとり様専用の盛り合わせメニュー。一頭買いをそのまま体現した、浅草総本店の名物メニューです。
メニューにはその他、尾崎牛・佐賀牛・仙台牛などの銘柄牛を使用したアラカルト焼肉、150gの肉塊をお客様の目の前で焼き目をつけてキッチンで最適に火入れをする和牛特選グリルなど、品質にこだわった一頭買いを続ける平城苑だからこそ提供できる豪華なメニューが数多く取り揃えられています。
オープンは7/15!
これまで以上に商品で黒毛和牛一頭買いの世界観を表現し、心に残る満足と味を追求した「東京焼肉 平城苑 浅草総本店」。
平城苑がこれから目指していく未来、その挑戦に今後も期待が高まります。
浅草総本店は2021年7月15日(木)11時半よりオープンです。
ご予約はこちらから
東京焼肉 平城苑 浅草総本店
〒111-0034 東京都台東区雷門1-15-10
11:30~23:00(22:30L.O.)
03- 3847-2911
※当面の間、20時までの時短営業となります。詳細は公式HPをご確認ください。
「飲食トレンド最前線」連載一覧はこちら
めまぐるしく移り変わる飲食業界。
タイムリーなトピックスや、一歩さきゆく飲食店のご紹介など、さまざまな角度から“最前線”を切り取ります。
written by
FOOD-IN編集部
FOOD-IN編集部ライターが未来の飲食店をつくるための経営ノウハウをどのメディアより”分かりやすく”をモットーにお届けします。