ハンバーガーを食べるなら絶対にここ!“the 3rd Burger”が熱狂的ファンを抱えるワケ

FOOD-IN編集部が注目の飲食店をピックアップ! 今回は東京都内で13店舗、神奈川県に2店舗、千葉県に1店舗を展開し、2022年12月に10周年を迎えるハンバーガーカフェ、the 3rd Burgerをご紹介。「ハンバーガーを食べるなら絶対にここ」「毎日イートインorデリバリーしている」という熱狂的ファンも多いthe 3rd Burgerの人気の秘密に迫ります。

グルメバーガーをチェーン店価格で提供するthe 3rd Burger

the 3rd Burger 青山店
the 3rd Burger 青山店

“毎日食べてもからだがよろこぶ、第3のハンバーガー”をコンセプトに、2012年に東京都港区・青山で創業したthe 3rd Burger。 「店名は、大手ハンバーガーチェーン店を第1世代、グルメバーガー店を第2世代と捉え、その両方のいいとこ取りをした“第3世代のハンバーガー”という意味を込め名付けました」。そう語るのは、運営会社・ユナイテッド&コレクティブ株式会社 管理本部長兼経営企画部長の畑中俊哉さんです。

the 3rd Burgerは2012年の創業以降、1〜2年に1店舗のペースで出店を重ねましたが、2021年の夏から冬にかけて8店舗を連続出店。コロナ禍による中食需要を見事に掴み、売上もアップし、多くの人に注目されるようになりました。

今回は畑中さんに、10周年を迎えるthe 3rd Burgerの人気の秘密、おいしさの秘訣などを伺いました。

グラスフェッドビーフを使用したチルドパティ、ふんわり食感の自家製バンズにこだわったハンバーガー

スタイリッシュな店名ロゴや、温かみのあるウッド調の内装など、ハンバーガーチェーン店とは思えぬおしゃれな雰囲気でも知られるthe 3rd Burger。青山骨董通り店とアークヒルズサウスタワー店は食べログ ハンバーガー百名店に4年連続選出されたこともあり、グルメバーガーに引けを取らない品質の高いハンバーガーをリーズナブルな価格で提供しているのが特徴です。

the 3rd Burgerのパティ

「例えばパティは、食べた時の肉肉しさを大切にしつつ安全性も追求しており、保存料や成長促進剤、抗生物質、動物由来の飼料も一切不使用のグラスフェッドビーフを使用しています」。(畑中さん)

素材にこだわった熟成肉は、ブロックのまま仕入れて自社工房で粗めにミンチし、複数の部位をブレンドして成型します。チルドのまま配送し、各店舗で焼き上げるため、ジューシーで肉粒感あふれる味わいに仕上がります。

the 3rd Burgerのバンズ

自社工房で毎日手作りしている自家製バンズは、焼成における窯伸びの良さも特徴的なアメリカ・カナダのブレンド小麦を使用。その日の温度・湿度を見極めて、水温をきめ細かく管理しながら、小麦粉からパン種を作り、発酵させ、成型して焼き上げます。蓋をしながらトーストするため、表面はカリっと、中はふんわりとした食感に仕上がります。

畑中さん曰く、「毎日粉からバンズを作っているハンバーガーチェーン店は恐らく他にはないでしょう」とのこと。さらにthe 3rd Burgerの自家製バンズは、小麦の美味しさをダイレクトに味わってもらいたいという想いから、保存料や表面にてりを出すための卵黄など、余分なものは使用していません。ゆえに小麦本来の香りと甘さがこれでもかというほど豊かに感じられるのです…!

the 3rd Burgerのフレッシュ野菜

the 3rd Burgerの美味しさポイントは、ハンバーガーに使用する野菜やソースにも。

たとえば、野菜は毎日仕入れ、新鮮なうちにカットしたものを使用しています。全商品に使用されるトマトケチャップは、トマトの甘みや酸味を引き立たせるために燻製オイルを加えてスモーキーに仕上げています。また、ほとんどのハンバーガーに使われる自家製タルタルソースは、新鮮な玉ねぎとディルレリッシュをマヨネーズと合わせ、隠し味に蜂蜜を加えて作っています。

このように、自家製・店内仕込みにこだわり、the 3rd Burgerでしか味わうことができないフレッシュなハンバーガーを提供しているのも同店の人気の秘密なのです。

小松菜やアボカドたっぷり! 毎日食べても体に優しい日本発のハンバーガー

the 3rd Burger   税込640円
the 3rd Burger 税込640円

創業から常連客を中心に人気を誇るハンバーガーの一つが、店名を冠したthe 3rd Burger(税込640円)。肉汁たっぷりなパティに、マリネされた小松菜とフレッシュトマト、チーズとベーコンをサンドした、ここでしか味わえないオリジナルのハンバーガーです。

「日本発のハンバーガーチェーンとして日本の食材を積極的に取り入れたいと考え、小松菜を使用したシグネチャーバーガーを作り上げました」。(畑中さん)

アボカドわさびバーガー 税込640円
アボカドわさびバーガー 税込640円

同じく不動の人気商品が、ハーフカットしたボリューム満点のアボカドをパティやトマト、レタスなどの野菜とともに挟み込んだ「アボカドわさびバーガー」(税込640円)。

わさびを加えた自家製タルタルソースがポイントの同商品は、タルタルの濃厚さの中に感じるわさびのピリッとした味わいがクセになる!と、多くのファンが語ります。訪れたらぜひ一度は味わっていただきたい、the 3rd Burger自慢の一品です。

スムージーやドリンク人気No.1のレモネードなど、サイドメニューも見逃せない

the 3rd スムージー 税込500円
the 3rd スムージー 税込500円

“毎日食べてもからだがよろこぶ”というコンセプトは、ドリンクメニューにラインナップするスムージーにも通じています。

たとえば「the 3rd スムージー」(税込500円)は、野菜の中でも栄養価の高い小松菜と、りんごやパイナップルといったフルーツをミックスして作ります。また、「アーモンドスムージー」(税込500円)はクラッシュしたローストアーモンドを使い、リンゴの甘みとシナモンが香る味わいに仕上げるなど、おいしさと体への優しさを追求しています。

the 3rd Burgerのレモネード

さらに今回ご注目いただきたいのが、2021年に販売を開始した「自家製レモネード」(290円〜)。スタンダードな「自家製レモネード」のほか、「自家製ホットレモネード」「自家製レモネードソーダ」の3種のラインナップで展開されています。

レモンを丸ごと使用し、3種類の砂糖とはちみつでじっくりと漬け込んだ自家製シロップを使ったレモネードは、爽やかなレモンの酸味とコクがあり、スッキリとした甘さが特徴です。

「レモンは加熱処理してしまうと独特の酸味やフレッシュさが失われてしまうため、各店舗で搾りたてのレモンを使ってレモネードを作り上げています」。(畑中さん)

バンズからチーズが溢れる?! 1〜3ヵ月ごとに新メニューも登場

ファウンテンチーズバーガー 税込690円
ファウンテンチーズバーガー 税込690円

2ヶ月に一度のハイペースで新商品が登場するthe 3rd Burger。なかでも2022年1月に登場し注目を集めたのが、上部のバンズの中にたっぷりとチーズが入った「ファウンテンチーズバーガー」(税込690円)です。

みてくださいこの濃厚チーズのとろっと感を!チーズ好きにはたまりません…!

チェダーをベースにした濃厚なチーズがバンズからとろけて溢れ出すという新発想、そしてビジュアルのインパクトもあり、同商品は登場から早々に人気メニューへの仲間入りを果たしました。

「弊社の特徴である、自社で粉からバンズを作る強みに着目して考えついたのが、ファウンテンチーズバーガーでした」と畑中さんがおっしゃる通り、自家製にこだわる、the 3rd Burgerだからこそ実現した商品です。

ブロッコリーチーズバーガー

2022年5月からは3種のチーズをふんだんに使い、ブロッコリーの食感を加えた新作ハンバーガー「ブロッコリーチーズバーガー」を期間限定で発売。

こちらもチーズ好きな方々が多いということに着目し開発された商品とのことですが、合わせたのはハンバーガーの具材としては珍しいブロッコリーです。栄養価の高いブロッコリーを、オリーブオイルと隠し味の自家製てりやきソースを加えて丁寧にマリネし、そこにトマトとグリーンカールを重ねることで、ほんのり和の風味が感じられる食べ応えのあるハンバーガーに仕上げられています。

このように、既成概念にとらわれない独自の発想と強い製造体制で次々と新メニューを開発し、そのたびに驚きと感動を与えてくれるのがthe 3rd Burger最大の魅力なのです。

次の新商品は7月に登場予定!

畑中さん曰く、次回は7月中旬頃に新たなハンバーガーとスムージーが登場するそう!どんな商品が登場するのか、今からとても楽しみですね。

ハンバーガーチェーンにとどまらない、幅広いメニュー・利用シーンの提供をめざして

2021年12月にオープンした武蔵小山店
2021年12月にオープンした武蔵小山店

2021年9月~2022年2月にかけて8店舗を新たに出店したthe 3rd Burgerですが、今後もその勢いはまだまだ止まりません!まずは1都3県を中心とした出店を予定しているということですが、全国へのフランチャイズ展開も視野に入れているようです。

the 3rd Burgerの今後について畑中さんに伺うと、「スムージーやレモネード、サイドメニューもご好評いただいていること、また女性の利用客が多いということもありますので、今後はスイーツ系の充実やカフェ利用もできるようなメニューを導入するなど、朝から夜まで楽しめる商品ラインナップを考えていきたいと思っています」と教えてくださいました。

根強いファンの多い定番メニューだけでなく、新商品の開発にも邁進し、私たち消費者に新たな美味しさと驚きを与えてくれるthe 3rd Burger。今後、どんな取り組みで私たちを楽しませてくれるのか、目が離せません。

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※文中に記載の商品価格は店舗により異なります。

(ライター/中森りほ 編集/ヒャクマンボルト+Showcase Gig)

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