飲食店が行うポスティング。その効果や費用は?

飲食店の集客方法のひとつに「ポスティング」があります。ポスティングはうまく行えば飲食店のPRを行うのに有効な手段です。しかし、どのくらい効果があるのか、費用はどのくらいかかるのかなど、不安に思う方も多いですよね。本記事ではそんなポスティングについて、詳しく解説します。

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売上アップに活かす客数、客単価の考え方

ポスティングって何?集客効果はあるの?

ポスティングとは、郵便ポストにチラシなどを投函する宣伝方法のことです。基本的に企業が営業目的に行うことが多いですが、行政のお知らせなどがポスティングで配布されることもあります。

ポスティングのメリット

ポスティング ポスティングは、各家のポストに直接チラシを投函するため、たとえ興味がなくてもお客様が郵便物をチェックした際に「必ず1度は目に留まる」というメリットがあります。興味があれば保管され、何度でも繰り返し見られるため、広告の効果も継続します。

かかる費用は?

ポスティングにかかる費用は、主にデザイン代・印刷代・配布代の3種類です。具体的な価格はチラシの作成方法や地域によってまちまちであるため、実際に作成する際は、見積もりをとって各社比較をしながら選ぶことがおすすめです。

例えば、A4片面カラーのチラシを作るとすると、

・デザイン代:1万円~4万円程度
・印刷代:1部につき1円~15円程度(100部~300部程度)
・配布代:4万円~5万円程度(東京都内に1万部配布した場合)

上記くらいが相場です。

■デザイン代

デザイン代は基本的にデザインのみの価格です。中には料金をプラスすると、企画やライティング、写真の準備、印刷までトータルで行ってくれるところもあります。

■印刷代

印刷代は基本的に部数が多いほど単価が安くなります。また、印刷会社は、店舗の近くに実店舗を持ち営業担当と直接やり取りを行う「リアル印刷会社」とインターネット上で入稿~納品までのやり取りを行う「ネット印刷会社」があり、一般的には「ネット印刷会社」のほうが費用を抑えることができます。

■配布代

配布代は、地域や配布先の建物によって大きく差があります。例えば、都心と地方では地方の方が配布代は高くなります。これは、地方の方が住宅が密集しておらず、同じ枚数を配布するのに時間がかかるためです。また戸建てに配布するのか、集合住宅に配布するのかによっても料金は違います。一般的には集合住宅に配布する方が手間が少ないため、費用は安くなります。

配布するエリアが狭いのであれば、業者に頼まず、スタッフと手分けして配布するという手段も◎

ポスティングとWeb広告、どっちが集客効果あり?

飲食店の集客にはWeb広告という方法もあります。Web広告はインターネット上に掲載する広告で、全世界の人に発信できることが特徴です。では、ポスティングとWeb広告はどちらが集客効果があるのでしょうか?結論から言えば、どちらも効果があります。ただし、それぞれの特徴を理解して、お店のターゲットに適切な手段をとった場合の話です。ではどんなターゲットに対してどちらが効果的なのか詳しく見ていきます。

ポスティングが効果的な例

ポスティングはビルに入っている会社の従業員・マンションの住人など、一定のエリアに対しての訴求効果が高いという特徴があり、特定の地域の人に来てもらいたい場合などは、ポスティングが効果的と言えます。地域密着型の食堂やレストランなどは、ポスティングが向いているでしょう。 その反面、エリア以外でターゲットを細かく絞ることや、広い範囲には集客ができないという注意点ももあり、「1人焼肉に関心がある人」などの細かいターゲットや広い範囲に対して集客を行いたい場合は不向きと言えます。

Web広告が効果的な例

一方、Web広告は広いエリアに対して、ある程度ターゲットを絞った宣伝が可能という特徴があります。例えば「1人焼肉」に関心があるお客様をターゲットにしたいという場合は、「1人焼肉」という検索ワードに対してコストをかけることで、実際に検索したお客様の広告欄に自分のお店が表示されるようになるというイメージです。またポスティングの場合は、お店に興味のない相手に対してもチラシ代がかかりますが、Web広告の中にはクリックしたときのみ費用が発生するものもあるため、本当に興味のある人にしかお金をかけなくて済むというメリットもあります。 しかし一方で、高齢者などWebを使い慣れていない人を集客のターゲットにする場合は、Web広告はおすすめできません。またWebは使うものの、関心のあるワードを検索しない人には当然無効であるため、一定のエリアをターゲットとする集客を行いたい場合はポスティングの方が確実性は高いと言えます。

ポスティングとWeb広告

集客したいターゲットによって有効的な方法は異なる

集客方法に悩んだ際には、まずお店がターゲットとするお客様を明確にし、そのターゲットに合わせた方法を選択するようにしましょう。

ポスティングの有効的な効果測定方法は?

ポスティングの効果を測定したい場合は、チラシに「こちらのチラシをお持ち頂ければ〇〇円引き!」などのクーポンを付けることがおすすめですすると「クーポンを使ったお客様=ポスティングのチラシを見て来店してくれたお客様」となるため、ポスティングでどれだけの集客効果があったのかを測定できます。 また数字としてポスティングの集客効果を出す場合は以下のような計算式で求められます。

ポスティングの反応率:クーポンの使用枚数÷配布枚数×100
ポスティングの効果:ポスティングにかかった費用-売上

例えば..

クーポンを1,000枚配布して、使用枚数が5枚だったら、ポスティングの反応率は0.5%です。またポスティングにかかった費用が5万円で、クーポンでの売上が6万円だったら、ポスティングによって1万円の効果があったことになります。 ポスティングではこうした指標を見ながら、内容を改善していくことが重要です。例えば、チラシに掲載している写真やキャッチコピー、配布する曜日やエリアを変えてみて、より反応率が高くなるところを探すということを繰り返してていくことで、最も効果があるポスティングを行うことができるようになります。

ポスティング反応率

テイクアウトやデリバリーの集客にも有効的

テイクアウト・デリバリー ポスティングは店内飲食の集客のみならず、ピザやお弁当などのテイクアウトやデリバリーの集客にも有効的です。テイクアウトやデリバリーの場合は、チラシを見てそのまま電話やWebで注文を受け付けるということもできるため、店内飲食の集客に比べるとポスティングの効果は高くなる傾向があります。ただ、効果が出やすいといえどもターゲットや時期を考えてのポスティングは大切です。例えば、ピザやオードブルなどはパーティやイベント時に頼まれることが多いので、内容をクリスマスやお花見などのイベント向けにする・イベントの準備を始めるころを見計らって配布する、などの工夫を行うとより高い反応率が期待できます。

まとめ

ポスティングはしっかりターゲット選定を行って方向性を決めれば、集客の見込める宣伝方法です。ポスティング→効果検証→改善を繰り返し行い、徐々に効果を上げていくようにしましょう。