【2021年最新】こんな工夫もある!テイクアウトの最新事情

近年増加傾向にある「テイクアウト」。軽減税率や新型コロナウイルスの感染拡大を受けて始めた、もしくは検討しているという飲食店も多いのでは。今回はそんなテイクアウトサービスを提供する上で、今注目されている制度や最新の取り組みをご紹介します。

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【必要許可まとめ】テイクアウトの基本ルール、守れていますか?

テイクアウトサービス導入補助金・助成金

店舗経営のため経理処理をする男性 新型コロナウイルス感染症の拡大により、大きな影響を受けている飲食店を支援するため、テイクアウトやデリバリーを始める際に必要な経費を補助する補助金・助成金が増えています。補助金・助成金を使うことで、負担を減らしつつ事業環境を整えることができるため、新たにテイクアウトサービスを始めるためのハードルも下がります。例えば、補助金制度の例としては以下のようなものが挙げられます。

業態転換支援(新型コロナウイルス感染症緊急対策)事業 @東京都

申請対象

東京都内で飲食業を営む中小企業者(個人事業主含む)

助成対象経費

(1) 販売促進費(印刷物制作費、PR映像制作費、広告掲載費 等)
(2) 車両費(宅配用バイクリース料、台車 等)
(3) 器具備品費(WiFi導入費、タブレット端末、梱包・包装資材 等)
(4) その他(宅配代行サービスに係る初期登録料、月額使用料、配送手数料 等)

助成限度額

100万円

助成率

助成対象経費の4/5以内

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支給額は自治体による

テイクアウト事業を支援する補助金・助成金、と一口に言っても、主催している自治体によって支給額や条件、申請可能期間は異なります。まずはお店が所属する地域ではどんな制度があるかを探してみましょう。

対象の制度を探し方

補助金・助成金は都道府県のみならず市区町村単位でも設けられており、ものによっては併用して受け取ることも可能です。そのため対象の制度を探す際には、まず所属する都道府県のHPを参照したのち、市区町村のHPを探してみることをおすすめします。 情報量が多くて分からない、という方は各問い合わせ窓口を活用してみるとよいでしょう◎

Googleマイビジネスの活用

GoogleMap Google検索やGoogleマップなど、Googleのサービスにビジネスやお店などの情報を表示し、管理するための無料のツール「Googleマイビジネス」。Googleマップを利用する人の54%は「飲食店」を探しているという調査結果もあるほど、今ユーザーのお店探しツールとして定番になっており、それに伴い、検索される側の飲食店でもGoogleマイビジネスの登録が増加しています。

Googleマイビジネスは集客に効果的!

2020年4月からGoogleマップに「テイクアウト」のタグが追加され、ユーザーはよりテイクアウトできるお店を検索しやすくなりました。自店のGoogleマイビジネスに「テイクアウト」のタグを追加登録することでユーザーに発見されやすくなり、より来店確率を上げることが期待できます。テイクアウト事業で最も重要となる「告知」「集客」を無料で行うことができるため、まだ登録していないお店はぜひ登録してみてください。

Googleマップにテイクアウト・デリバリーのタグが新規追加

Googleマイビジネスは登録した後の「運用」も大切

Googleマイビジネスは登録後も、最新情報に更新する・口コミに返信するなどの「運用」が必要になります。この「運用」をしっかりしているお店はユーザーからの評価も高くなります。忙しい日々で対応ができない場合は、情報更新や口コミ返信を代行してくれるサービスもあるため、活用を検討してみるとよいでしょう。
Googleマイビジネスについて詳細はこちら

モバイルオーダーの導入

モバイルオーダー画面 待ち時間なし・非接触・決済まで完結というメリット盛りだくさんで注目されている「モバイルオーダー」。2020年には、マクドナルドや吉野家でも導入され一気に認知度が高まりました。お客様はスマホやパソコンから来店前に注文と決済を済ませ、来店した際は出来立ての商品を受け取るだけ。お店側も忙しいなかで注文受付や会計をする手間がなくなるため、業務効率を上げることができるとして今導入する飲食店が増えています。

リピーター獲得・客単価UPなどの嬉しいメリットもあるモバイルオーダー

モバイルオーダーはユーザーが好きなタイミングでゆっくり商品を選べるなどの利点から客単価があがりやすいと言われています。またその利便性の高さから、リピーター獲得に繋がりやすいというメリットも◎
参照:「モバイルオーダーを導入すると客単価が上がる?」

既存のシステムでスピーディかつコストを抑えて導入が可能

モバイルオーダーは既存のシステムを導入すればスピーディーかつコストを押さえて導入することが出来ます。「FOOD-IN」を運営する株式会社Showcase Gigでは、アプリダウンロード不要で簡単に注文することができるテイクアウトオーダーシステム「O:der ToGo(オーダートゥーゴー)」を提供しています。搭載機能や導入コストなどお気軽にご相談ください。
サービスサイトはこちら

お店に合った取り組みで、テイクアウトサービスを充実させよう!

テイクアウト商品を渡す女性 軽減税率や新型コロナウイルスの影響により、テイクアウトは今後もますます広がりを見せると予想されます。テイクアウト需要の増加は、飲食店にとって大きなビジネスチャンスです。他店舗との差別化や安定的な運用のためにも、ぜひ今回ご紹介した取り組みを参考にしてみてください。

次回は「テイクアウトの集客ってどうすればいいの?」をご紹介します。

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written by

FOOD-IN編集部

FOOD-IN編集部ライターが未来の飲食店をつくるための経営ノウハウをどのメディアより”分かりやすく”をモットーにお届けします。